手作り家具&スピーカー 木工房 あちゃちゃ・わちゃちゃ・ぎっちょんちょん!
AH_CHA・CHA WA_CHA・CHA GHICHONCHON!
Update : 29/12/2015
2011/12/06 (Tue) 天坂用ジグ完成
今日も朝一からチームのみんなのご好意と協力のもと、パラゴン(PARAGON)に掛る。
先ず昨夜調べたジグ用の寸法にそって天坂用ジグ(ルーター用定規)を作る。
見事完成!パチパチ。
次に天坂用の板を切り出す。
天坂はR加工や斜め切りが満載でやっつけ甲斐がある(逆にやっつけられないように強がってみた)。
加工手順を考えて、墨付けをして斜め切りまでやっつけてやろうと息巻いたが、必要な寸法が抜けている!
あれほど昨夜セロニアスモンクを聞きながら、あ~でもない・こ~でもない・そ~でもない と書き上げた図面なのに。
完成図面を見て Straight, No chaser!(ストレート、ノー・チェイサ-:水はいらね~・バーボンをストレートでくれ~)とモンク先生のピアノに合わせて調子に乗っていたのだが、あちゃちゃ・わちゃちゃ。
他の寸法を頼りに実線を引くかと意気込んでみたが、この勇み足が更なる失敗を招く事を危惧し、天坂の斜め切りは保留とする。
なんせ材が長いので0.5度角度が違っても対辺の寸法精度が泣くに泣けない状況になるだろう。
リスク回避!と慰める。
追伸:
同級生。といっても人生の大先輩の御仁から、“厳寒な夜や休日は寂しかろ~。何やっと~?”と聞かれ、
“常習金欠なんで引きこもってます”と言ったら、ロリンズとモンクのCDを沢山貸してくれた。
有り難い。感謝!感謝!
ロリンズのぐわんぐわん前に出てくる勢いに元気付けられ、モンクのなんとも言えない独特なタイム感に癒され、深夜の学習が苦にならない。
BLUE MONK(ブルーモンク)はやっぱかっこいい!
音楽っていいな~。
2011/12/07 (Wed) 天坂切り出し
前夜に悩みぬいたアイデアを試すべく、朝張り切って登校する。
早速、横切り盤に天坂の材をセットして斜め切りが可能か否か確認する。
天坂の斜め切りは鋸刃を途中で止めなければならないので一工夫必要となる。
当たり前の事だが、上から鋸刃の切れ具合を見ているだけでは裏側はそれ以上に鋸歯が入って切れ進んでいる。
更に材の中はそれ以上に切れ進んでいる。
この当たり前が前以て想定出来ないのが毎回号泣の根源となる。
たまたま、前日のジグ作製の際にこの失敗(寡黙に男泣き)をしていたので学習できた。
今回は途中で一旦鋸歯を止め、め~~いいっぱい鋸刃を出して切れ角度を上げて中・裏側への鋸刃の進行を極小にする。
ムム!何とかなりそうだ(根拠のない素人感覚)。
材を固定して始業を待つ。
始業と同時に切り始める。
なんだかいい~感じ!!
天才だ!!
と自惚れて、今度はR加工に入る。
先ず、材とジグを固定する直角固定盤を作成する。
次に材とジグをクランプで締め上げルーターで、ビィ~~ンと切って行く。
材が24mm厚なのでルーターの刃を徐々に出しながら4段階程で切りだす。
またまた、い~~感じ!!
秀才だ。
・・・・と思いきや、斜め切りでの鋸刃進入の失敗を発見!
あちゃちゃ!!
加えて、リフレクターの挟まる溝幅も少々足りない様子。
リフレクターは9~10mmの厚さに仕上る予定で、切れた溝幅が10mmなので本当はドン・ピシャ!なのだが、1800mm幅の巨大湾曲板なので、もうちょっと余裕がないと脱着がしづらい。(と考えるのであった!)
加えて表面に貼る突き板を傷つける可能性もある。(と考えるのであった!)
焦らず、一晩対策を考えよう。
でもなんとなく切り出した天坂にちょっぴり感動!!
斜め切りの途中で鋸刃を一旦止めたので、少々焦げ跡は気にしないように努める。
突き板を貼るので全く問題なし!!
パラゴン(PARAGON)と同時進行のチームで製作中の下駄箱が完成間近になり、フラッシュ構造の天坂を貼る前に皆でメッセージを書いた。
この下駄箱はチーム内の御方が発注した物なのでこの様な事が出来る。
ここ数日はチームの皆さんの好意でパラゴンに掛り切りだったので手伝えずに申し訳ないと思っていたが、呼びに来てくれてメッセージを書き込み、その光景にてウルウル感動してしまう。
ほんと泣きそうになった。
みんなでニコニコ、想い出作りと何にも代え難い達成感!!
なかなか味わえないこの気持ち!!
特に基本設計をさせて頂いたので実物となって感慨深い!
この下駄箱は「○氏ご邸宅用 特別お誂え お靴お入れお箱」という立派な名前がついている(小生が命名) が誰もこの正式名称では語らない(笑)!
2011/12/08 (Thu) ツイーター到着
今日、ツイーター(高音用スピーカー)が届いた。
JBLの2402。パラゴンで使かわれていたツイーターは075という型式。
この2402は075のプロバージョン。
075と姿形は全く一緒。
JBLは同じ形でもコンシューマー(家庭用)とプロ用の2種類のシリーズを作っていた(今もかな?詳しい事は解りませぬ)。
マニアに言わせると、音が違うらしい。
そして好みも分かれるらしい。
2402は1976年~83年頃まで作られていたようで(その後はマグネットがアルニコからフェライトに代わって型番2402H として継続)、今回入手したものも少なくとも30年近く昔の物。
勿論アルニコマグネットタイプ。
はたして音は鳴るのでしょうか?
ここにはオーディオ機器がないので試せない。
それにしてもこのロケットのような形。
惚れ惚れします。
シビれます。
ところで、学校での作業ですが、昨日の保留作業(リフレクター用の溝幅)を4mm広げることに決め、始業前にセッティングしてやり直す。
これで安心!! ・・・と思いきや左右2枚の天坂を重ねるとRの切りこみ長さが異なる。
一方が8mm短い。
見なかった事にしよう、 と言い聞かせるが、
根が真面目で几帳面なもんで、よっこらしょと重たい天坂を担ぎ上げまたまたルーターで加工。
あ~~しんど!!
腰イタ~~!
で無事終了。
後、2つR加工の難関が控えている。
それも各4枚づつ作らなければならないのでルータージグを作って、エイ・ヤ~~と一気に同じものを作ってやる!と策略を練る。
昨夜から今朝未明に掛けてジグ用の図面を書き上げ、作業に掛る。
今回もかなり手強い。
勿論、思ったように進まない。
牛歩戦術。
加工前の木取・墨付けだけでもものすご~~~く時間と手間が掛りそう。
ホントJBLさん、よくぞ作ったなぁ~!と毎日度々感心・敬服してしまう。
難し~いよ~~~~~~~~~~~!!!!!
こんな意気消沈する日(ほぼ毎日だが)は目先を変え違うことすると気晴らしになる。
そして気持ちがクールダウン出来て障壁突破の糸口が見つかる(ことが稀にあることを切望する) いろいろ理由をつけて、今日はパラゴンの今後の部材採寸や作業をするためのウマ(台)を作った。
疲れた!!
がこの作業が発端で白ボンドと黄ボンドの用途の違いを先生から教えてもらった。
目から鱗。
さすが白ボン!
恐るべし奴!