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≪パラゴン自作日誌② 2011年12月分≫

パラゴン本体の加工に入りました。
訓練校での技術習得は、「直線」「直角」に材料を加工することが主でしたので、パラゴンの部品があまりにも曲線加工や傾斜加工が多く
苦労の連続でした。
特殊加工や特殊技術を多く学ぶことができ、工夫することの楽しさや、ジグ作りの発想など、毎日がハラハラ・ドキドキ&ワクワクでした。
なんとか、年末には材料をガムテープで貼って(笑)「おぉおおおおお・・・・なんとなくパラゴンだ!」と感動したのを覚えています。


 

2011/12/01 (Thu) 木型完成

 

 やっとこ木型(雄・雌)が完成。パチパチ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さ~て、いよいよ本番。

 スピーカー本体の部材加工に着手。

 部材の板を水平・垂直に切るなら気も楽だが、とにかくこのパラゴン(PARAGON)、斜めや湾曲や微妙な角度やらで難易度超高。

 

 先ずは底板。

 実はパラゴンはあんなドデカイ図体(幅2632mm)をしているが、左右2つに分解出来る。 

 ついでに言うなら前面の湾曲板(リフレクター)が接続部品の役割をしている。 

 

 そこで左右対称の底板の斜めになった部分をどんな手段で切りだそうか悩む・悩む・悩む。 

 

 いつもの如く、(浮世離れした?) アイデアは沢山あるのだが・・・・実現可能か否か・・・・丸のこ、トリマー、横切り、パネルソー、どれも安泰ではない。 

 今日から赴任された先生が早速相談にのってくれる。 

 決め手は、左右を対象にするならジグを作って横切りが良いのではと、確かにジグを一旦セットしてしまえば同一な物が2枚作れる。

 切り口も綺麗だし。

 小心者の気持ちを後押ししてくれる。

 この際だからと、実は暖めておいたジグの設計図を見てもらう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 “う~ん。理論的には良いでしょう、でも確実にこの通りには行きませんよ”と断言。

 うなだれる。

 

 “でも切り出したそのサイズで仕上るのが職人だから”と言われ、頭を上げる(職人ではないが)。

 決めた。

 

 横切り盤用のジグを作ろう。

 明日から。

 


2011/12/02 (Fri) なんとか成功

 

 毎朝だいたい、7時~7時半ぐらいには学校へ登校する。

 始業までの1時間余、静かな実習室での作業、といっても機械は使えないし、製作 作業はしてはいけないので、今までは刃物研ぎやらカンナ掛けの練習をしていたが、今はパラゴン製作の各種イメージ・シミュレーション(何だか言い方はカッ コいいが、単なる独りよがりの妄想に過ぎない)に当てている。

 

 今日取り掛かるジグ用にアクリルでつくった角度板を当ててジグの実現性を確かめたり、実際に横切り盤の上に材を乗せて安定感を見たりと早朝より実に濃厚な毎日を送っている。

 

 がここで前日に夜を徹して考え抜いた案がもろくも崩壊する。

 それも可也の頻度で。

 

 しかしそれが有るが故に新たな活路が見つかる。

 今日も玉砕でした。

 

 しかし“おやや!”とひらめき、“案外簡単に行けるかも”と希望の光を見出し授業に突入。

 

 もう一つのグループ製作の合間を見ながらジグに取り掛かろうと虎視眈眈とチャンスを伺う。

 

 そんな気持ちを察してくれてかチームの皆が、“自分のやりなさい”と声を掛けてくれる。

 暖かい!感謝!

 

 横切りの機械の上で、あ~でもない、こ~でもないとジグの設定を考えていては他のチームから大ヒンシュクをかいかねないので、昼休みに今朝思いついたセッティングをしてみる。

 

 “もしかしたらイケるかも”。

 

早速昼一番で取り掛かる。

 

 チームのみんなも手伝ってくれて見事成功!!

 ほんとうにチームのみんなは良い方達ばかりだ。

 感謝・感謝。

 

 必要な角度と寸法で切断できた。

 あまりの嬉しさに材のクランプと一緒にジグのクランプも外してしまい写真も撮るのを忘れた。

 

 さすがだ、初心者!

 狂喜乱舞して肝心要の記録写真を忘れた。

 

 たった1辺の切断だったが、この方法は他にも活かせるので収穫大。

 

 でも思っていたよりもセッティングはデリケートで材が大きいだけにミリ単位の精度を出すのは大変だった。

 

 それにしても、散々悩んで方法論を考えあぐねた日々が今朝の一瞬で解決するとは、

 「百考は一行にしかず」

 とにかく実行!!

  座右の銘に加えておこう。

 


2011/12/04 (Sun) ドライバー・ゲット!!

 

 密かに目を付けていたJBLの中音域スピーカー(ドライバーと言う)の2441をオークションで落札。

 

 入札67人の激戦の末にゲット!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 先日のフィンランド・バーチの支払いに加え、今回また高額な支払いが発生してしまう。

 ただでさえカツカツで家計が苦しいのに億尾にも出さず、家内からは“おめでとう!良かったね!”のメールが入る。

 2441がこの値段で手に入るとは、なんていい買い物とオーディオマニアは思うだろうが、こちとら事情が事情。

 心遣いと優しさに涙ぐむ。

 すまない気持ちと感謝の思い!成功させるぞ!と誓う!

 

 既に現時点で費やした材料費だけでJBLの4319の新品が2本は余裕で買えてしまう。

 凄いプレッシャーだ。

 

 家内の理解と協力にホントに感謝・感謝・感謝。

 

 


2011/12/05 (Mon) 底板完成!

 

 朝一から、チームのみんなと先生のご好意と協力のもと、底板切りの作業に掛る。

 

 複雑怪奇なアイデアのジグも即席定規に姿を変え、斜め切りを行う。

 そして完成!パチパチ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 次は天坂に掛る。

 パラゴン(PARAGON)の天坂にはR切りと斜め切りが共存する。

 

 如何にして切り出そうか。

 悩む!悩む!悩む!脳みそが沸騰して融けてなくなる。

 

 貧相な考えを持って先生に相談しする。

 勿論、玉砕!

 

 代償にグッド・アイデアを拝受し天板用のジグを作ることにする。

 

 R加工は木型の際に一度しているので少々は要領を得ている。

 が、そんなに簡単に出来るものでもない。

 

 1日掛って何とか欲しいRのジグを切り出す事に成功する。

 パチパチ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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