手作り家具&スピーカー 木工房 あちゃちゃ・わちゃちゃ・ぎっちょんちょん!
AH_CHA・CHA WA_CHA・CHA GHICHONCHON!
Update : 29/12/2015
2011/11/25 (Fri) 凄い世界
ツイーター(高音用スピーカー)のJBL2402をオークションで落札。
パラゴン(PARAGON)は075という型番のツイーターを使っているが2402はこれのプロシリーズ。
あ~支払いが・・・・ でもオークションはタイミング(ご縁と訳す)なので・・・・・
パラゴンは3ウェイ(高音・中音・低音の3種類のスピーカーを使って音を出す)システムなので、この他に中音(ドライバーと言う)・低音(ウーハーと言う)のスピーカーユニットを揃えなければならない。
欲しい物はヴィンテージに近い今は製造していない物ばかりなのでオークションでも高価で取引されている。
特にパラゴンオリジナルユニット(LE15・375・075)はマニア垂涎のレアアイテム。
なかなか市場に出回らないし、出たと思っても泡吹いて気絶するぐらい高額。
ヘタしたら中古自動車が買えるぐらいの高値。
だから、それらの後継機種で探しているが、後継機種といっても既に30年近くは経っている。
いいな~と思っても入札者が多く、中々落札出来ない。
オリジナルユニットに比べれば多少は安いが、それでもこちとら事情が事情、取引相場に目ん玉が飛び出て鼻血ブー!
こんな激戦マーケットがある事を初めて知った。
凄い世界だ!
当初の計画はJBLのスピーカーに拘らず、現代の安価な新品を組み込もうと思っていたが構造上の問題や音質の問題でどうしても制約が出てくる。
この辺りは更にド素人なので相談に乗ってもらっている〇サウンドの〇さんにご教授頂く。
これとこれとこれを揃えればいいんだぐらいは解るが、その根拠や電子工学的音響専門構造の説明を受けても序章でチンプンカンプン。
8オーム・16オーム・フェライト・アルニコ??????詳しくは理解できていません。
特に中音スピーカー(ドライバーと言う)は、まぁ~~~高い高い高嶺の花。
375・376・2441・2440、とにかく高い。
どうにかならんかね~。
良縁を願って、待つしかない。
忍耐!!!!
そんな事もあり、3時間睡眠をもろともせず、昨日の失敗を修正するぞ~!と鼻息荒く、やる気満々で登校。
今日には製作中の木型を完成させるぞ~!と作業工程も登校の道すがらエアールーターでシミュレーション済。
オモロイ動作なんで、通学路で会う小学生にヘンな目で見られても気にしな~い!
がしかし、今日も完成せず。
無念!!焦る~!!
2011/11/26 (Sat) 久々の都会
同級生(悪親友)と天神で木工家具の展示会を見た後、長浜ラーメンを堪能し、1人ジャズ喫茶JAB(ジャブ)に伺う。
ジャズ喫茶初体験。
我流極偏見小心的逃げ腰見解が作用し、敷居が高いイメージを抱きビビり、店の前をウロウロし、窓から中を覗き、カウンターに陣取る常連客が発するアウェー感。
通り過ぎて「またにしよう」と誓う。
が、此処は一期一会。
常習金欠者にとってはそうそう天神には来られないので“エイ・ヤ-”と勢いで飛びこむ。
一人なのでカウンターに鎮座する。
メニューがどこにあるか解らない。
完全にテンパッた!
目の前にあるフォワローゼズを頼み、素晴らしいサウンドに酔いしれる。
常連客が帰った後にいろいろとお話を聞く事ができた。
とても優しく謙虚なマスター(偉そうに言ってゴメンなさい)で、とても楽しく興味深いお話がたくさん聞けた。
いろんな方を紹介頂き、帰りに雑誌まで頂いた。感謝感謝。
帰宅後、目を付けていたドライバーのJBL2440(中音スピーカー)のオークションをチェック。
怒涛の勢いで入札者が殺到。
おったまげの高騰。
もう無理!!
ふて寝を決め込む。
2011/11/28 (Mon) 無念!
木型の雌、いまだ完成に及ばず。
2011/11/29 (Tue) フィンランドバーチに初ノコ入刀
木型の雌完成。
苦節・苦節の末、この出来栄え!!
(えこひいき的自画自賛)
陳列棚として注文殺到!!
(の兆しの自己庇護的錯覚作用の思い込み)
不規則に配置された桟に力学的な深い意味が隠されていると勘違いを連想させ、何気に雰囲気が良いとお褒めのお言葉を多く頂く(by優しい仲間達)。
単なるジグで、まして桟など無作為に配置しただけなので少々複雑。
持って帰ってミニカーを飾る事にしよう!!
雄型に挑むが一時中断。
その代わりにとうとうフィンランドバーチにメスを入れた。
1枚の板のサイズが4・8サイズといって2,440mmx1,220mmもあり、重さも50キロ近くある。
予定では自分一人で楽々と肩に担ぎ実習室を足早に動き回る姿を想像していたが、とても1人では地上3cmも持ち上げる事が出来ず、チームの皆さんに手伝ってもらいました。
目玉が飛び出るぐらい高価な材料で、且つ余材がないので慎重に慎重に解体(粗切り)をする。
切り出した1枚1枚もズッシリと重量感と強靭な硬度が有り良い音が鳴りそうだ。
ん~~~ん良い感じ!
作り上げるのに苦労の連続が予想されることはしばし忘れる。
それにしても木口から見るフィンランドバーチの積層具合はバームクーヘンみたく美味しそうで美しい。
2011/11/30 (Wed) 恐るべし白ボン
雄型がほぼ完成。
雌型は桟を両サイドからビス止めしたが、それがまぁ~~手間が掛かる割には見苦しい!!
今回は白ボン(木工用ボンド)を使って貼り合せる。
スイスイ・スイスイ進む。
勿論ボンドが乾くまでは時間が掛るが、工作感覚で進むわ進むわ。
木工に携わる前は、この木工用ボンドの事など“頼りない奴だ!全く!”と馬鹿にしきっていたが、
恐るべし白ボン!
凄い接着力。
立てても、蹴っても、体当たりしても、くすぐっても、ビクともしない。
恐るべし白ボン!
(一応、急所はビス止めします。念のため)
それにしても重い。
今回の木型で雄雌合わせて140キロ。
とても1人では扱えない。
どうしよう。
12mm厚で作ればよかった。
と後悔!