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≪パラゴン自作日誌⑤ 2012年3月分≫
 

残された訓練校での作業日数は、あと1週間!

 

同級生のみんなも、毎日毎日気を遣ってくれて、応援してくれました。

なんとか卒業までにパラゴンを完成させたいと必死でした。

狂気の沙汰でしたね(笑)、

体重は1年前より10キロ落ちてげっそり!

残された日数と日々格闘でした。そんな折、卒業を3日後に控え・・・・・

 

毎日ドタバタしながらも有意義な1年間でした。

友達もいっぱい出来て、素晴らしい出会いもいっぱいあって、

結局未完成のパラゴンは愛知へ戻ってから仕上げることに。

2012/03/01 (Thu) 美しい~~~!!

 

 先ずは見てください!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 美しい~~!!でしょ!!

 

大先生が作ってくれました!

 

見本としてですよ

 

作りたい意志は満々なのですが、如何せん、作り方が解らない

 

 「先生~~い!、ここはどうやって作ったらいいでしょうかね~~?」

 

 「こうやって、こうすればいいんじゃない」

 

 「あっ、そうですね! ここは、どうでしょうか?、こうしたらいいですかね~~?」

 

 「いや、こうすればいいんじゃない」

 

 「あっ、そうですよね~~、確かに確かに、じゃぁ~、ここはどうしたらいいかなぁ~・・・・・・・・」

 

 「・・・・・・・・・」

 

 「・・・・・・・・・」 

 

 「・・・・・・・・・」

 

 「・・・・・・・・・」

 

 「・・・・やってみようか」 

 

 「お願いします!

 

 が、昨日のダイジェスト版です(笑)

 

 

 今日は、

 

 「先生~~い!、お願いがあるんですが、ここの後ろの部分を見本として加工して頂けないでしょうか」

 

 「はぁ・・・・見本ですか(笑)」

 

 「ハイ! 見本です! お願いします! 」

 

 と、この様な経緯で、この素晴らしき美しい脚(の見本)を作って頂きました!

 

 小生はこの脚の実物を「古処」で見せて頂いているのでイメージは掴んでいるのですが、それにしてもいざ作るとなると、どこから手をつけていいのやら・・・・・・

 3次元で細かい形状は理解できてなく・・・・・・・

 

 先生は、平面図と写真だけで「あれよ・あれよ」と作ってしまいました!

 

 これ、完全なる自由曲線でして、フリーハンドで、ほとんどカンナとノミで仕上げています。

 

 この様な曲面は、反りカンナや南京カンナといった曲面加工専用のカンナを使うのですが、学校にはそのカンナが無いので、先生は際カンナを使って仕上げてました。

 カンナの種類は解り辛いかもしれませんが、とにかく発想・工夫に感動しました!

 特に、今日お願いした部分はカンナが入らないので、ノミだけで加工したそうです。

 完全なる手彫り加工です。

 

 凄いですよね~~!

 これを見本に、小生がもう一本の脚を作ります。

 事実、見本を作って頂いたので加工は格段にし易いです。

 勿論、加工手順も教えて頂いているのでとても早いです。

 感謝、感謝です。

 

 で、小生はと言いますと、もう御一人の大先生とリフレクター(前面湾曲板)の加工に着手しました。

 大きなカーブの積層は大成功したのですが、これを現物に合うサイズに切断しなければなりません。

 

 また、これが、ただの長方形ならとてもとても幸せなのですが、微妙~~~に部分的に出っ張ったり、引っ込んだりしてるのです!

 小生は、トリマーでチビチビ加工する作戦を考えていましたが、先生は昇降盤・横切り盤を駆使しての大胆な加工方法を教えてくれました。

 実に勇敢です!

 

 「勇ましい!男だ!」

 と言ったら・・・・・叱られました(笑) 

 

 


2012/03/03 (Sat) 脚の上部・・・・も難しい!!

 

 最近、毎日「あぁ~~~あ、もうすぐ終わっちゃうね~~~」と終業後に同級生と感傷に浸って、何だかんだと理由を付けて、場所を移動して熱心に語り合ってます!(笑)

 フライディ・ナイトも、残り少ない訓練校生活を愛おしむ為の同級生と熱く語る会(with飲酒)が自然偶発的に開催され、熱心に語り過ぎて(笑)、疲れて眠り、泥寝・死寝からやっと解放され今に至ります!

 

 で、金曜日は昨日に続きリフレクター(前面湾曲板)の加工をしながら、大失敗した部分を直すための材料が届いたので、その加工をしながら、脚の上部の加工をしました。

 まだまだそれら部品加工の何一つ完成してませんが、機械の空き具合や先生も御多忙なので、出来るときに出来る加工をしてます。

 

 あっ!!という間に終わっちゃいました!

 脚の上部の加工をしているのですが、写真を見ながら完全手彫り加工に励んでます!!

 下部に比べれば簡単ですが、それでもやっぱり難しいです。

 

 こちらは、底面は直径44mmの円・上面は直径25mmの円・中間は直径22mmの円がそれぞれ円錐形になってつながっています。

 ノミ・カンナを駆使して、ゲージで直径を測りながら、(冷)汗かきながら、削っています!

 それっぽくなって来ましたが、まぁ~~~~時間が掛かります!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 背の部分には、ホーンとその金具が納まる溝が突いてあります。

 以前にも記しましたが、部品の中心線からビミョ~~~~~~~~に傾斜した位置に溝が必要なんです!

 この角度でホーンの傾斜位置が決まります!

 とても、とて~~~も、重要な部分なのです!

 図面に記すとこんな感じです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 で、実際にはこんな感じです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この溝ですが、傾いて突いてある上に、奥の溝の方が幅が広いのです、なお且つ途中で溝が止まってます

 

 加工方法については随分悩みました(んで頂きました)

 必殺技で出来あがりです!!

 

 あと、1週間!!

 くぅ~~~~~~~~~!!!!!!! 

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