手作り家具&スピーカー 木工房 あちゃちゃ・わちゃちゃ・ぎっちょんちょん!
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Update : 29/12/2015
≪パラゴン自作日誌④ 2012年2月分≫
最大の難関と言われていた、積層(板を曲げる)加工に掛かりました。
そして、いよいよ組み立てにも入りました。
そして、大失敗!!(号泣)
脚の加工も難しかったです!
訓練校の先生の甚大なるご協力と技術指導で一つ一つ問題を解決していきました。
ハラハラ・ドキドキしながらも毎日が感動でした。
猪突猛進ですね。
2012/02/01 (Wed) 穴をあなどっていたぜ!
今日から、前面の湾曲板(正式にはリフレクターと言います)の積層加工に掛かろうと目論んでました。
全面の湾曲板とは図面の青の部分です。
最大の難関です。
実はこの部分、「パラゴン・命がけの工程表」では昨日で終わってる筈でした。
本当であれば、今頃は、熱~~~いブラック(インスタント)コーヒーの華やいだ(苦々しい)香り高き味わいをかみしめ、マイルス・デイヴィスの「アランフェス協奏曲」を聴きながら、ニヒルにほくそ笑んでる・・・・予定でした。
まぁ~、済んでもないのに予定通り事が運んで、成功したと仮定してステキな妄想にふけっているところが、小生らしいでしょ(笑)
が、実際は、もぉ~、2月に入り、ケツカッちんな状態に突入なので、伝家の宝刀(別名:synchronized parallel operations / シンクロナイズドゥ・パラレル・オペレ―ショーン:小生の無茶目茶造語です)を抜きます。
10件や20件の業務を同時に進めるのは日常茶飯事でしたので、幾つかの作業を同時に進めていきます。
今までは、間違ってはいけないと思い、慎重に・慎重に1づつ作業を進めてきましたが(それでも間違うのですが・・・)、そんな悠長な事も言ってられなくなって来ました(汗!冷汗!寒汗!凍汗!)
そんな思いで、今朝下宿を出ると外は雨!
自転車運搬なので、大きな突き板(湾曲板の表面に貼る薄い板)を学校に運ぶ事ができません。
いきなり、座礁!!
そんな訳で、今日はネジの下穴開けに明け暮れました。
「掘って~・掘って~・また掘って~」・・・・炭坑節ですね(ここ田川が発祥だそうです。17時になると街に流れます)
「さぁ・掘~れ・掘~れ・掘りま~くれ!」・・・・タイマーズの「土木作業員ブルース」の一節です。
寡黙にハミングしながら、1日中掘りました。
下穴掘り!
あなどれません!
多すぎます!
作業工程には入れてませんでした。
先生に貸して頂いた“座グリ用ドリル”が大活躍です。
2工程が1度で済みます。 有難う御座います。
で、終わったかと言うと・・・・・ 黙秘します(笑)・・・
ノン・ストップでビュンビュン飛ばしてもこの結果!
合わせて、極度の緊張感!
いろんな図面を同時に3Dで解釈しなければなりません。
こんがらがって・こんがらがって・悶絶しっぱなしでした。
でも、木工は楽しいですよ~~~!
また、「何が起こるか解らない!」、・・・んん~~実にスリリングです!
「毎日初産」・・・こんな感じです(笑)
あっ、「ビュンビュン飛ばして」といえば、今日の午後2時過ぎからは「外道」の「ビュンビュン」が頭の中で鳴ってました。
勿論ハミングしてました。周りに誰も居ない時ですよ(笑)
カッコいいので、紹介しておきます。
「外道」・・・恐ろしい名前ですよね~
70年代に活躍した伝説のバンドです。
ギターは、あの加納秀人さんです。
とても、ギターリフがカッコいいですよね~。
当時、「暴走族:死語ですね」から絶大な支持を受けていたようですが、ロッキャン・ロールとはチト違います。
完全にハードロックです。
「百読は一聴にしかず」ですね(笑)
ではご一緒に 「外道で 香り です」・・・・・好きですね~、この曲!
これ高校生の時に聴いてぶっ飛びました!勿論リアルタイムじゃないですよ(笑)、ちょっと後です。
当時命賭けていたハードロックに遜色ない!日本にもこんなバンドがいたんだ~、スゲ~って
「外道で ビュンビュン です」・・・・・映像が、とにかく笑えます!
“街道レーサー”って(笑)、警察署の前だからって、どう見たって暴走族だべ(笑)
またまた、悪そーな御方達の盛り上がり方が「手拍子!」(笑)、時代ですね~
この頃には、他にもカッコいい日本のバンドがいっぱい有りました。
村八分・サンハウス・頭脳警察・フラワートラベリングバンド・ウエストロードブルースバンド・クリエイション・フライドエッグ・四人囃子・紫・・・・・・
ん~~キリが無い!横道にそれてしまう!
またにします。(笑)
パラゴン・パラゴン
| comment(1) |
2012/02/02 (Thu) 長くてスミマセン
寒び~~~~~い! ですね。
半端じゃないです。この寒さ!
ここ数日、また漁師の様な生活リズムに戻ってしまいました。
学校での作業を、強烈猛烈爆裂的気絶寸前の緊張感で、70年代の実体験版青春部活動的“休むんじゃね~!水飲むんじゃね~!走れ~!走れ~!”の如く爆走しているので、終業の頃にはヘトヘトです。
下宿に帰れば、要解凍の身体を熱湯シャワーでほぐし、ついでに洗濯をして(洗濯機が無いので風呂場で足踏み&手モミ洗いをしてます)、そして恒例の(粗)夕食「必殺炭水化物攻め」 を取ります。
ここまで終了して、やっと緊張感から解放され“ホッ”とできます。
すると、たちまち睡魔に犯され、うたた寝⇒爆睡⇒死寝⇒泥寝の疲労困憊4段活用で熟睡してしまい、夜遅くに起床!ってな感じです。
昨夜は窓を叩きつける猛風で目が覚めました。
雪や雨だったら、また突き板を運べないなぁ~と不安に駆られてましたが、何とか曇り。
and、猛風!
もぉ~~、モモヒキ2枚・靴下2枚・爺シャツ2枚・セーター2枚・マフラー2枚の着膨れ二枚目(死語ですね)コーディネイトで登校です。
突き板抱えて自転車で。
風にあおられ進まない!頑張れ!「スーパー・バイシィクール・柿色2号」!
ド根性の登校でした(笑)。これで既にヘトヘト。
しかし、今日こそは、「積層加工をする日!」と勝手に決めてましたので極寒の中、始業前より準備でテンテコ舞!舞!。
そして始業。
今日は、大先生に逐一ご指導を頂きながら(実際はしつこく指導を請いながら)作業を進めました。
ちょっと、木工度が濃くなりますがご勘弁ください。
今回の作業は、最初に作りました木型に板(今回は曲げ合板というグニャグニャ曲がる特殊合板を使います)を挟んでプレス(圧着)して大きく湾曲した板を作ろうとしています。
いよいよ木型と11月に購入して倉庫で冬眠していた曲げ合板の登場です!
今回の加工は、如何せん、先生方も経験された事のない加工で成功確率0%~100%の「やってみなきゃ~解んない」超難加工です。
本当であれば関わりたくないところでしょうが、さすが木工職人!お二人の先生が勇猛果敢にも加勢してくれます。
先ず、突き板を合板に貼りつけました。
一行で終わりましたが、結構大変でした。
小生的には、接着剤をちょんちょんと付けて突き板をぺらり~んと貼れば、ハイ出来あがり!と思ってましたが、そんな訳には行きませんでした。
付き添って頂いた大先生は、日本古来の伝統家具の熟練で且つ、現代実用の家具全般(箱物・机・椅子・小物・諸々)に精通されていまして、突き板貼りの経験もある御方でしたので、大変勉強になりました。
1:接着剤の選定(特に今日の様な極寒の気候・気温を考慮し、接着剤の動きや今回使う突き板の特性を見極め、接着面積・接着方法を考え接着剤を決めました)
2:突き板を貼った後の加工精度を考え、突き板と合板の貼り合わせ寸法を決めました。
3:更に、木型で他の合板と積層接着した場合の加工精度を考え、接着後のそれぞれの合板の寸法を考えました。
4:いよいよ接着です。接着面積が広いので、先生にも手伝ってもらい突き板を貼りプレス機で圧着しました。
奥が深いです!
午後からは、
5:突き板を接着した合板を上記(3)の寸法に切断しました。
と、その前に、接着した突き板の前に佇む大先生。
“木目が若干斜めになっている”
確かによく見ると斜めに流れていました。
小生は、柾目(木目が平行に真っすぐ伸びている)の突き板を何の疑いも無しに突き板の角基準で貼りつけました。
切断する際に、先ず一辺を斜めに切り落として見た目に木目が垂直になるようにしてから他辺を切断しました。
勉強になりました。
6:他の曲げ合板もそれぞれの寸法に切断しました。
7:木型の調整 実際に木型に材を置いてみて具合の確認です。
ここで、もう1人の大先生も加勢して頂き様々な検証をしました。
そして、木型のチューンナップを幾つか施しました。
8:さぁ~、これでどうだ!、という所で、残り時間10分少々!
小生的には、「それ行け~!」てな思いでしたが、お二人の先生は「無理だな」
はやる気持ちを察してくれてか、「練習ね」なんて慰めてくれながら実際に木型に挟んでプレスしてみました。
「急いては事を仕損じる」この冷静さが必要ですね~
新たな問題点が見つかりました
てな感じの1日でした。
今日も大先生方に感謝感謝の1日でした。とても勉強になりました。
また、彼方の大先生からの応援メッセージにも感謝です。
長文になってしましました。内容が濃い現れなんです。ご勘弁ください。
疲れますよね~、小生も興奮が蘇り、手塚治虫ばりにペンを走らせましたが読み返すと難解で疲れます。
書き直す精力も、削除する豪快さもないので、これで失礼します(笑)
コーヒーでも飲みながら、トム・ウェイツでも聴きましょうか。
チョコレートがあれば、糖分取りながら疲れを取り除いてください(笑)
・・・・you tube Mix for TOM Waitsですので癒されるまで何曲も堪能ください。
しゃがれ声のブルースを(笑)