
手作り家具&スピーカー 木工房 あちゃちゃ・わちゃちゃ・ぎっちょんちょん!
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Update : 29/12/2015
Chevolet CORVETTE (シボレー・コルベット)
《マイ・コルベット翁》

2014年には7世代目(C7)のコルベットが発売されます。
特に1世代目~3世代目のコルベットは、同じ名前(コルベット)の車か!と言うぐらいガラリと姿を変えています。
もともとは戦後にアメリカ軍人が祖国に持ち帰ったMGやジャガーなどのヨーロッパ車に感化されたGM(ジェネラルモータース)がアメリカ産のスポーツカーを作ろうとしたことが始まりとされています。なので初代コルベットはヨーロッパ車の匂いがプンプンします。
僕の乗っている1世代目(C1)コルベットは1953年~62年までに生産されたタイプを言います。
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1962年製ですが、ボディはFRPなので腐食はしません。
しかし如何せん50歳ですのでヨボヨボです。
エンジンは、V8の5400ccで、2速オートマ(笑)・・・理解に苦しみます。
ブンブン走るかと言えば・・・・
音はアメ車ですが、細いタイヤに船の舵みたいな大きくて細いハンドル。
スピードは出ません!
暑いし・寒いし・重いし・走らないし・雨漏りしますが・・可愛いのです!
かれこれ20年位の付き合いです



もともと屋根の無いロードスター(屋根もサイドの窓も持たない)タイプに設計された車なので常識が非常識です。発想の原点が違うそうです。
例えば、垂直に立ったフロントガラス! 解放感はただならぬものが有ります。
風も・雨も・虫もジャンジャン入ってきます。
で、僕は、ハードトップ(金属製の屋根)も一緒に輸入したのですが、
「雨が漏らないように、ハードトップが欲しい」と頼むと、
「そりゃ~無理だ!手作りなので一個一個違う。一応、現車に合うように調整はするが」
「困ります! 雨が多いので・・ ではでは何のためにハードトップを使うのですか?」
「風を逃がさないためだ! クーラーの」
「クーラーなんか付いてないじゃぁ~ないですか!」
「じゃぁ~ヒーターの」
「・・・・・・・・・・・解りました」
ムチャクチャです(笑)、
幸い、ソフトトップ(幌)より雨漏りが少ない程度です。
雨の日はグズグズです。大体ワイパーもチンタラしか動きませんし、至る所から水漏れが・・・
ティッシュやハンカチを詰めまくります。
ロードスターなのでしょうがないそうです。
そして、車なのに車に乗るのが好きみたいです。
ドナドナ&静養入院は風物詩です!
2013年現在、車検で新しくしたラジエターも快適で、クールに回ります。
以前の様にエンジンを掛けると、直ぐに
「小生、今日も少々熱がございます。この様な体調では走れません、静養させて頂きます。ウソだと思うなら体温計を見てみなさい!」なぁ~んて毎回発熱することも無くなりました。
バッテリーや電気系統をリフレッシュしたので元気ビンビンです(笑)
どれくらい元気かと言いますと半分しか入ってない燃料計が
アイドリング中にブレーキを踏むと
満タンを指します!(笑)
ハイブリッドどころの騒ぎでは御座いません(笑) エアー満タンです(笑)
それにしてもファジー過ぎます。 「信じる貴方がバカなのよ」の世界ですね。
僕は生業の木工で、ヴィンテージ・スピーカーの修理や部品を作ったりするのですが、まぁ~大雑把ですよ、特にアメリカ品は(笑)
でも、50年~70年のアメリカ物は、車にしてもオーディオ機器にしても、無駄に大きく、無駄なデフォルメで、視覚重視の粋な奴!ですね。
そんな大らかさが実は心地良くて大好きなんです(笑)
現代社会は何かとキッチリしすぎて、微に細にこだわり過ぎな感があるのです。 クレーム産業花盛りです(笑)
昔の物を触ってますと、「いいじゃん、いいじゃん、カッコいいんだから」と
“少々の事は目をつぶれ”と語りかける存在感に、ほのぼのとしてしまうのです。





こんな老体車ですが、購入に当たっては並々ならぬ執念の努力がありました!