手作り家具&スピーカー 木工房 あちゃちゃ・わちゃちゃ・ぎっちょんちょん!
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Update : 29/12/2015
2011/12/27 (Tue) JBL ネットワーク & 素敵な出会い
帰省して5日目。
昨日までは、なんだかんだと雑用に追われ木工からは離れていたが、今日はフンドシ締め直し(た気分で)図面書きに取り組む。
午後からは、J叔父さんにお願いして遠い親戚に当たる超ベテラン建具職人の叔父様に会わせて頂く。
木工業界の現状を厳しくも、親身にいろいろと聴かせて頂いた。
とても、豪快で愉快で魅力のある御方だ。
ご厚意で小生の春からの足掛かりのチャンスを授かり、目標へ向け頑張るぞ~!!と気合いが増幅する。
御心遣いと尊い御縁に感謝。J叔父さん・叔父様、有難う御座います。
明日の音出しテストに備え、トミーフラナガンを聴きながらオークションで落札したネットワークを箱から出して記念撮影。
なかなか、なんだか凄いメカです。
頑張って調べました。
ネットワークとは何ぞやについて、
アンプとスピーカーを線でつなぐ際に、実際にはアンプからこのネットワーク(写真の機械)と線でつなぎ、ネットワークとスピーカーユニットが筺体の中で線でつながっています。
要は、音声信号の関所みたいなものです。
その役目は、それぞれのスピーカーユニットに適した周波数の信号だけを通すフィルターのようなものです。
何だかぼんやり解ったような解らないような。
つまり、低音用のスピーカー(ウーファー)に高音の音を行かせないように、逆に高音用のスピーカー(ツイーター)には低音の音を行かせないにする、必殺仕分け人です。
覚えたての言いたがりなので一席、
ネットワークを介して一定化の周波数をカットし、それぞれのスピーカーに適した周波数の音信号を分配する機械です。
それを司る部品として、コイルとコンデンサーという2大看板がいます。
コイルとは、銅線をぐるぐる巻いたいかにも重くて動きが鈍そうな輩です。
案の定、こいつはゆっくりどっしりした低音は通すが、変化の速い高音は嫌がって音の侵入を阻止します。
これによりウーハーには低音の音信号しか行かないようになっています。
つまり、低音スピーカー(ウーハー)専門の音集め職人です。
逆に、コンデンサーは二枚の電極の間に絶縁物をはさんだ輩で、見た目もコイルにくらべスマートです。
案の定、低い周波数の低音は通りにくく、高音はフリーパスでどんどん通過させます。
これにより、それぞれのスピーカーから高・中・低に分かれた音が出てくるのです。
そんな、こんなの電子回路が入った箱です。
これが無いとスピーカーが、ぶっ壊れます(大変だ~~!)
なんとなく、ご理解頂けますでしょうか。
更に、詳しく・小難しい事が当然有るわけですが、この辺でご勘弁を。
それにしても、エルビン大々先生はいつ聴いても凄い!ブラシでこの迫力!とツブの細かさ! ぶっ飛びます!
この奇跡のセッションアルバム「オーバーシーズ」を自作パラゴン(PARAGON)で早く聴きたいと願うのでありました。
【余談】
19歳の頃習っていたドラムの先生(現役バリバリJAZZドラマー)に買ったばかりの「オーバーシーズ」のレコードの事を”奇跡のレコーディング”と教え てもらったような記憶がありました。
とてもその出来が良かったので、後にもう一度メンバーが集まってレコーディングしてみたが、満足できる音は得られな かった。
そんな内容だったと思います。
どんな違いがあるのか気になってそれらしいレコードを探し「ECLYPSO」を見つけ、勝手に”これだ!”といまだ に思ってます。
勿論、20数年聴いてますが素晴らしいアルバムで劣る部分など微塵にも感じられません。
論拠が根本的に間違っているのか、深く聴きとれない のかは今となってはどうでもいいことですが、カッコいいアルバムです。
しびれます!
(おまけ:1) 20代の頃、アメリカの普通のレストランで生Mr.フラナガン先生を聴く機会があり、演奏が終わってから
「貴殿の”オーバーシーズ”は伝 説のアルバムで私は大好きです!」などと純粋な思いを伝えたら
「あ~、あれね。あっ、そう。」と返され見事な寒暖差を感じた事を思い出しました。
(おまけ:2) 習っていたドラムは楽譜がどうしても読めずに挫折しました。トホホ
2011/12/28 (Wed) 音出し・ウーハー・ネジ
行ってきました。〇サウンド。
早速、音響のお師匠&大先生の〇さんに購入した機材をチェックしてもらう。
先ず、ドライバー(中音域スピーカー)のJBL 2441。
ふたを開けて振動板(ダイヤフラムと言うらしい)のチェック。
繊細なアルミからなるこれが電気信号を受けて振動し、空中に音波を放射する役目をするもので、実際に音を出すご神体みたいなもの。
電気信号の出力を上げすぎて過大入力するとこれが破損して途方もない出費を余儀なくされてしまうらしい。
お~怖わ!
幸い購入分は写真の通り、とても美しい!万歳!!
ツイーター(JBL 2402)とネットワーク(JBL 3105 & JBL 3115A)も確認してもらい、配線して音出しテスト。
出ました!出ました!まさしくJBLサウンドの音が!成功です! ウォ~~!と1人で感動して狂喜乱舞していたが、
さすがお師匠〇さん、ネットワークのアッテネータ―(よくスピーカーに付いている調整ツマミのことです。 正式には減衰器と言って音信号を適切な信号レベルに減衰させる電子部品のことらしいです。かいつまむと音量調整するためのツマミみたいなものです)を チェックし始め、不具合を見つけるや否や、分解して調整してしまいました。
そしてパーフェクトに完治!
お見事アッパレ脱帽Part1で御座います。
次に、”取り付けネジってインチサイズですよね~?”と尋ねれば、
”そうだよ。有ったと思うけどな~”と即答。
”エ~~~~~~~~#$%&*☆○口△、有るんですか~~!”とたまげてひっくり返っていると、本当に有りました。
それもJBL純正!
径と長さは勿論、専用のネジ受けとネジ頭がスピーカーのエッジに抵触しないよいうに小さくなっているのだ!
お見事アッパレ脱帽Part2で御座います。
ツィーター用、ドライバー用、ウーハー用、譲って頂きました。ウーハー用に至っては、未開封の新品。
更に、”ウーハーがなかなか手に入らなくて”と相談すれば(し続けていました、実は)
”う~~ん、本当はLE15がいいけどな~、2215はPA用なのでちょっとなぁ~、2215有ったけどな~、あれ無いな~、あ、それは壊れてるヤツ、後継の2226なら有るけどな、ちょっとなぁ~”など低音の微妙な感覚にメリハリ感・ドロ~ン感・ハギレ感などなど繊細な感覚の違いがあるようだ。
やはり、家庭の室内で鳴らす音量と、コンサート会場の様な場所でガンガン鳴らすのではスピーカーの特性で向き不向きがあるらしい。
しかし、残された授業日数(制作日数)はあと40日弱、ウーハーバッフル(スピーカーを取り付ける板のことです)の加工に取りかからないと前へ進めないので、事情を説明しお願いしてウーハー(JBL 2226)を譲って頂く。
お見事アッパレ脱帽+恐縮ですPart3で御座います。
本当は、〇さんが新しいスピーカーに組み込もうとしていたウーハーだったのだが、譲って頂いた。
もう、何と言ってお礼を言っていいやら、言葉が見つかりません。
本当に、本当に有難う御座います。
それにしても、〇サウンドの〇さん。
凄すぎます。
紹介出来ないのが残念ですが、知識・技術・お持ちの機材、毎回たまげます。
圧巻のオンパレード。
とにかく、投げかけに対して全て応えてくれて、なんでも出てきます。
ドラえもん、サイババを楽勝で超えています(〇さん、適切な言葉が見つからずゴメンナサイ(笑))
冗談はさておき、もう本当に、お師匠様、大先生、いや御神様です。
感謝・感激の連続でした。
尊いご縁に感謝です。
も~、こんな状態ですので、帰りはルンルンで地上から軽く5cmは浮いていたと思われます。
なぜか、ドゥービィ―のLong Train Runningを口ずさみながら家路を急ぐのであった。
軽快なアメリカンポップが今の気分にぴったりだったのかな。
勿論、帰宅後速攻でレコードに針をおろしました。
そしてこの浮かれポンキチな駄文を書いてます。
やっぱ、カッコい~ね!
2011/12/31 (Sat) 凄い!!!
今日、春からお世話になる木工の師匠に凄い御方に引き合わせて頂きました。
小生からすると別世界で異次元のハイエンドなオーディオに精通されている御方です。
とにかく、凄すぎます!
事務所(完全にオーディオルームです。それも半端ないレベルの)に置かれた見たことも聞いた(&聴いた)こともないオ-ディオ機材の数々。
完全に1ラウンド、アッパーカットでノックアウト! も~~、アングリ、アワアワ泡吹いて、ぶっ倒れました。
知識、考え方、思い、こだわりのポリシー、どれもこれも圧巻です。
年末の御忙しい時に、すっかり心地良くなってしまい長~~~居させて頂きました。
ご自分でもスピーカーを作られ、片隅に、これまたデカイ(2メートル四方の)、それも平面バッフル(1枚の板にスピーカーを取り付けるなかなか珍しいタイプのスピーカー)の自作スピーカーが鎮座していました。
これがまた、後方から上部へ抜けるホーン(音道)がついた凄い構造です。
歴代の所有機材や自作スピーカーの話をきいても、もう、そりゃ、貴方、”うぉ~~~~!、うぉ~~~!”と雄叫びを上げる以外の表現方法が見つからずに完全な野性狂獣化してました。
ホント、感動して勉強になりました。
〇様、お師匠様、有難う御座いました。
最後に、現在使用のスピーカーで、これもまた見たこともない凄い物で、2メートル位の高さで平面型の振動板がリボン型(普通のスピーカーは見たままのすり鉢状や半球体で丸いのですが)になったスピーカー(名前が解りません。ゴメンナサイ)でエリックドルフィーを聴かせて頂きました。
ドルフィーの繊細なフルートが目の前で鳴ってるような壮大な臨場感で迫ってきました。
小生の様な、折り紙つきの聴覚音痴でも音の広がりや、音場の大きさ奥行きの広さ、音の繊細さが如実に体感出来ました。(適切な表現か否か解りませんが、とにかく凄いんです。音が!)
アンプの都合で大きな音が出せないと言われましたが、いやいや、充~~~~分です。
これで、本気だしたら、どんな音が出るのでしょうか、多分、即(感動)入院でしょうね(笑)
いや~~本当にたまげました。
奥が深いです。
(おまけ)
帰宅して、たしかドルフィーのレコード有ったよな~って探したら、有りました!有りました!
大好きなコルトレーンとのダブルネームのアルバムです。
海賊版なのか、音がめちゃくちゃ悪かった記憶と荒々しいコルトレーンに ”こんちくしょ~”と挑むドルフィーもカッコよかったな~と思い久々に聴きいてみました。
やはり見事に、音が悪い!(笑)
特に、凄いオーディオで聴いた後なので・・・・
もしかしたら、耳が良くなった?と一瞬うぬぼれましたが、こりゃ、ハイエンド・オーディオ・マジックですな。