手作り家具&スピーカー 木工房 あちゃちゃ・わちゃちゃ・ぎっちょんちょん!
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Update : 29/12/2015
2012/02/09 (Thu) 今日もひたすら頑張っ・・・・・て頂くのでした
昨日に続き、今日もウーハー(低音スピーカー)部分の加工をしました。
図面の緑色の部分です。
大したことない、と思ってました!
が・・・・大したもんです!
先ず、ウーハー(低音スピーカー)の付いた板と、その隣の板が90度(直角)で接続されていません。
実際には、82,.....度なんです。
こんな具合で、その他のすべての部品が微妙~~~~~な角度で接続しています。
また、図面には載ってませんが、ヘンテコな部品がいっぱいあるのです。
いろんな御方のパラゴンの分解写真を拝見しますと、
“なんで、こんな所にネジの頭が有るんだろう???????”
“真ん中の水平の板????、何じゃソレ?????”
“その奥に、なんかヘンな物が見える!、あれは何?????”
まぁ~~~、こんな事に疑問を持ちながら8ケ月も経ちますと、徐々に解ってくるんですね~~
なぁ~~~~るほど!、そういうことね!さすがだJBL!てな具合に。
あっ、もちろん(ナミダナミダの)努力してますよ、解明のために(笑)
でもって、ここの部分の加工がまたまた困難でして、部品が重くて&不安定で&変な角度でネジ留めしなければならないので悪戦苦闘してますと、お優しい女神の様な先生様が
“押さえてましょうか” などと言ってくれるもんですから
御言葉に甘え、
“じゃあ~、この部分とこの部分とあの部分を、この位置でピッタリ合わせてネジ留めして下さい”
と言うと
“あっ、いや、押さえ・・・・、エェ! ネジもめってか?”
などと言うも、聞こえない振りして
“ケツカッちんで・・・いや、お尻に火が付いてるのでお願いしま~~す”
“私め、こちらの部材の加工を致しますので、何卒宜しく”
と別の部品の加工を始めるのでした。
さすが、先生です!
小生が左側を加工した半分の時間で仕上げちゃいました!
“出来ましたよ~”なんて報告してくれただけなのは、大人なので解ってましたが(笑)、
“さぁ・さぁ・こちらに、お次のお部品をご用意しておりますので、ここをこうやって、次にあぁ~やって・・・・・・・・・、お願いします!”(笑)
ここ数日、加工・組立の加勢をして頂いている大先生なので、お言葉に甘え方が右肩上がりで、どんどんエスカレートしています(謙虚さを美徳とする倭国では、「図々しい」と言うらしいですが、今日初めて知りました!)
なので、4月から気を付けます(笑)!
“もぉ~~~”とか言いながらも、事情を察して頂き、かっちり・きっちり仕上げて頂きました。
感謝・感謝です。
次々と進めて行きたい所ですが、これだけ多くの部品をヘンテコな格好で接続させなければいけませんので、時々数ミリ単位で部品の調整をしなければなりません。
オリジナルのパラゴンが1台とて同じサイズの物が無いと言われている所以です。
幸い、小生のパラゴンは外観の寸法が変わるような調整は今のところ発生してません。
更に難易度が高い部品の微調整をしていたらタイムアウトとなりました。
あなどってました(毎回言ってますね、このセリフ)
上記の図面だけ見ると簡単に見えますもんね~(笑)
今日は、こんな具合です。
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2012/02/10 (Fri) 超・激・レア画像!・・・・・かも
今日は、(多分!)、日本初!いや世界初!の画像をご紹介します。
ウーハー(低音スピーカー)の部分ですが、ご覧ください!
くぅ~~~~~~~~~~う・・・ううう!
苦労・苦労の力作です!
思い起こせば・・・・・・・・ このウーハー(低音スピーカー)の出口に斜めに付いた上下2枚の板ですが、どんな御方の写真や資料を見ても載ってないんですよ~~。
そりゃそりゃ、21世紀の便利な時代ですので国内のみならず海外の御方の写真を、ジェームス・ボンドに変身して特殊諜報機関的にしらみつぶしに、相当数を舐めまわして見倒しましたが、見つかりませんでした。
そりゃ、そうですよね~、
このアングルの写真などは、パラゴンをバラバラにぶっ壊さなければ撮れませんものね~。
反対側から見た写真はよく見かけるのですが、最初は何気に見ていたのですが、何だか意味のない所にネジの頭があったのです。
結局、この2枚の板を取り付けたネジだったのですね。
当時は、日に日にパラゴンの構造が訳が解らなくなってチンプンカンプン度がグングン増していた時期でしたので、
“やべ~~な!、またヘンな所を見てもうた。知らんぷりしよ~~~っと!”
と、冥途のみやげ用パンドラの箱に一旦は収めたのですが・・・・・
根が真面目なもんで・・・・(笑)・・・
イーサン・ハントに変身してミッション・イン・ポッシブルばりに調べたのです!
すると、ある御方のウーハー(低音スピーカー)を取り外した写真で、中がチラっと覗けて本来あるべき底板と側板の接続部分が見えないのに気付きました!
もぉ~~~~、トム・クルーズです(笑)!
眉間にシワ寄せて、推理 妄想しました。
虚心相懐、冷静に考えると見えてきました・・・、この羽みたいなヘンテコな部品が!・・・
これ、ホーン(ラッパ)の役割をしてるんですね~~。
この部品ですが、外に向かって広がっているのです、この狭い空間で、め~~~~いっぱい外に向けて広げようとすると角度にして僅か 6度 傾いているのです!
細か~~~い細工してあるのに解りづらいので図に記しますね。
この上下2枚の斜めに付いた板がホーンの役割を担っています。
大きな声になるように口に手を当ててホーンを作りますよね~、メガホンのラッパみたいなものです。
トランペットやサックスの先端のホーンと同じ役割です。
このホーンでウーハー(低音スピーカー)の前の空気を囲い振動を受ける空気量を増やします。
音は空気の振動ですので震わせる空気量を稼ぎます。
振動する空気量が増えれば、その空気量全体から振動が伝わっていきますから音の大きさが増す訳です。
と、本で読みました(笑)
でもって、この板を4辺とも周りにキッチリ密着させるのにまたまた苦労しました。
CADで起こした図面通りに部品は加工したのですが、やはり実際に組み立てるとミリ単位の調整が発生してきます。
木工は、切ったら終わり!、削ったらハイそれまでよ!の世界なので、慎重に・慎重に・冷静に・落ち着いて・・・・大~~きく深呼吸して・・・・・
大先生に尋ねました!(笑)
さすがです!
カンナ・ベルトサンダーを駆使して1つ御立派なお見本を加工して頂きました。
後の3つは、自分で仕上げました。
位置決めをして、ネジ留めしました。
折角なので、もう1つの部品と並べたのが上部(下)の写真です。
ウーハーから出た低音が増幅して、前面に押し出され、途中で高音・中音とミックスされて左右から素晴らしい音となって出てくる。
まさに、芸術品です!
パラゴン(PARAGON)はやはり凄いです!
さすがです!JBLは!
あっ、小生のパラゴンが素晴らしい音を奏でるかどうかは、鳴らしてみないと解りません
その前に、完成しないと・・・・・・
たった4枚の板の事で、熱~~~く、長~~~く語ってしまい失礼しました。
でも、このホーンの事は苦労の末の大発見だと密かに喜んでいたものですから・・・あしからず(笑)
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