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2012/01/08 (Sun) 初めての本物のパラゴン(PARAGON)

 

メインイべントPart-2

【ついに見ました!本物のパラゴン!】

 

 エアロスミスから極端に趣向が変わりますが、ちょっとクリフォード・ブラウンを聴きながら昨日の感動を綴ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アナログレコードではありませんが、よかったら御一緒にCherokeeDaahoud

 マックス・ローチ、嬉しそうな顔してますよね。ホントかけがえのないパートナーだったんでしょうね。

 

 音響の大先生の〇さんからも、年末にお会いさせて頂いた〇さんからも、 「凄いオーディオマニアのマスターがやってる老舗の喫茶店があり、そこに本物のパラゴンが置いてある、ただし音は出ないけど」と聞きました。

 あんなに、恋焦がれて、探し求めて、会えなかった本物のパラゴンが、何と、同じ市内に車で10分!の所に有りました。

 灯台下暗し!

 

 心臓バクバクさせながら、目を充血させながら、行ってきました! 有りました~~~!

 感動です!! やっぱり、凄いですねー! パラゴン(PARAGON)は!

 

 もぉ~、入るや否や、注文もせず、 ”あわわわわ・・・パラ・パラ・パラゴン!” ”あの~私、カクカクジカジカ・・・・・・”と説明して、いろいろ教えてもらいました。

 このパラゴン以上に、マスターが凄すぎます。

 筋金入りです。

 もぉ~、奥の奥まで、裏の裏まで、髄の髄まで、宇宙の果てまで・・・・・ 長年の実経験に基づいた理論や知識は圧巻です。

 その時居たお客様も、もぉ~凄いオ-ディオマニアの方でして、いろいろお話聞かせて頂きました。

 また、お二人とも優しくて、コーヒー一杯ですっかり長居させて頂きました。

 お二人が交わされる会話は、勿論80%以上理解不能ですが、それでもとてもいい御話が聞けました。

 お二人とも筋金入りですので、勿論スピーカーも自作もされて惜しげもなく必殺ノウハウの数々を教えて頂きました。

 特に、塗装に関しては一般的な家具とは南極と北極、いや水星と冥王星ぐらい考え方が違いました。

 やばい!やばい!こ~やって塗っちゃうとこだった!危機一髪セーーーフ!でした。

 いろんな方も紹介して頂き、帰りにはマスターと、お客様とも連絡先を交換して、応援のエールをまで頂きました。

 

 マスター、〇さん、有難う御座いました。

 残念なことに、このお店は近々閉店してしまうそうです。

 パラゴンもお嫁に行くそうです。

 レストアされたら、音を聴かせて頂きたいです。

 スピーカーもオリジナルユニットです。

 凄いんだろうな~。 

 

 やっと出会えました。

 初めて見ました!

 凄いです!

 パラゴン(PARAGON)様!

 これを作ったJBL、脱帽です。

 

 マスターが帰り際に教えてくれました。

JBLにしても、アルテックにしても、そりゃ真似できない凄いノウハウを注ぎ込んで物作りをしている。ここも、そこも、意味が有ってそうしてるんだよ」

 スゲ~ぜ!JBL!

 同じように、それを自分の耳と指先で感じて、研究して、理解してしまったマスターもホント凄いです。

 そして、それを教えてもらった小生はとても幸せものです。

 ご縁に感謝・感謝の一日でした。 

マックスローチ
クリフォードブラウン

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2012/01/10 (Tue) ホーン JBL 2343 剥離作戦 Part-1

 

 昨日、拘束(高速)バスで12時間、腰痛・腹痛・頭痛をもろともせず終点(門司港)に到着!

 ここから、田川までの電車移動が最大の難関!

 なんせ、荷物の重量が80キロ弱!

 

 

 

 

 

 

 

 

 38cmのウーハー(低音スピーカー)2個、

 クソ重たいドライバー(中音スピーカー)が2個、

 ツィーター(高音スピーカー)が2個、

 ネットワーク(電子回路)が4個、

 工具と金物がわんさか、

 パソコン、モモヒキわんさか、などなど。

 

 田川の寒さに観念して初モモヒキ!

 クラスの皆が赤や黒や柄物のモモヒキを履いているので、買って~!とねだるが却下!

 どこに眠っていたのか父親のお古(ヴィンテージ)を配給される!、

 白ですよ!白!、

 人前で脱ぐことはないが、まぁ~~~、様になっている!(笑)

 

 で、その荷物、んまぁ~~~重いのなんの!、

 名古屋でバスに乗せるのにさすがの運転手さんも持ち上げれない! ”石か砂でも入ってるの”と言ったぐらい重い!

 ”苦労かけた田舎の年老いた両親にお土産を買いすぎた”と冗談で言ったつもりが、本気に取られ潤んだマナコでシミジミさせてしまった。

 これ以上、言いだせず門司港に着いても最後まで気を遣ってくれました。

 運転手さん、ホントゴメンナサイ。

 

 バチが当たりました。

 田川伊田の駅に着いた時には、キャリア―のハンドルはブチ壊れ、スーツケースの口は開き、バックの手提げひもはブチ切れ、もうボロボロ。

 スピーカー類は無事でした。

 ミッション完了!

 ガンバったのだ!の巻きでした。

 

 さて、今日から学校の始まりです。

 今日は半日だったので実際の作業は明日からになります。

 久々の同級生との再会! 別れるのが忍びなくて、駄弁って、駄弁って、日暮れ時に帰宅。

 

 今日はホーンの塗装を剥離するぞ!と決めていたので作業に掛かりました。

 

 ちょっとその前に、このホーンの事ですが、七転八倒の末に幸運にも写真のホーンを手に入れる事が出来ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 最初の計画(妄想)では、なんとこのホーンを旋盤(ロクロとも言います。この機械に固定した材料をクルクル回転させ刃物を当てて削って形を作るコケシを作る要領です。勿論小生はこの機械を使った事はありませぬ。)で削って木材で作ろうとしてました!

 世間知らずも程がある!、ブハハですよね。

 楕円ですもんね!

 

 さすがに作るのは無理だと観念して購入先を探しましたが、まぁ~~~超レア・アイテム!

 調べますと、このホーン(JBL H5038P)はパラゴン専用に作られた物で、スピーカーユニットのように単品売りはされてなかったのです。

 ある意味、最大の難関だったと言えます。

 

 が、ここで諦めないのが小生です。

 しつこく調べたら、JBL H5038Pと同じホーンがむかし、むかし、JBL 2343という品番で売られていた事を突き止めました。

 もぉ~~~~血眼で捜しました。

 そして、アメリカから送ってもらいました。

 そんでもって、これがブルーだったって話は先日しました。

 

 で、やっと本題です。

 このブルーを剥がして黒を塗るための塗料の剥離作業をしました。

 この剥離剤、とにかく強力で危険です!

 

 

 

 

 

 

 「キャップを取るとガスが出ます」のシールを見て、”またまたぁ~~、大げさな!” とキャップを取ったら全く気になりません。

 というか、懐かしい香りが・・・・・ 思い出しました!

 これ、スヴロッカの独特な香りに似てます!

 あの、干し草の入った、オッカです。

 キンキンに凍らして、ドロドロで吞む(舐める)と美味しいですよね~~!

 吞み過ぎるとゲロゲロになりますが。

 ん~~~~ん、いい香り! とルンルンしながら、塗ったら、まぁ~不思議!

 塗装が縮み始め浮き上がって来ました。

 エイリアンみたいに!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 スゲ~~~、塗るだけで、ツルピカ・ピカピ~カ!になると感動していると・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 なりませんでした!(笑)

 

 塗ってはコスリ落としの繰り返しで1缶使い切ってこの有様!

 下に黒の塗装痕が出てきました(泣:なぜ、ブルーに塗ったんだ!)

 また剥離剤を買って続きが必要です。 頑張ります!

 

 そして、理解できました。

 危険な理由が。

 

 いい香りと思って嗅いでたズブロッカもどきが、有毒(?)ガス!

 どんどん、気持ち悪り~~~になって来ました。

 時折、剥離剤が手に着いたら、激痛が走ります!

 目に見えないスリキズが、みるみる赤みを帯びて浮き上がってきます。

 換気を良くして、長袖、手袋が必要です。

 

 捨てる前に、缶の注意書「応急処置」を読みました。

 

 「蒸気(ガス)を吸いこんで気持ちが悪くなった時は、新鮮な空気・・・・毛布などで体を温め安静にし、医師の診断を受けてください」とのことです。

 

 今年一番の冷え込みでした。 

 


2012/01/11 (Wed) マイルス

 

 パラゴン(PARAGON)のウーハーから出る低音を出口へ反射させるための壁みたいな重要パーツを作りました。

 両サイドが35度でカットされています。

 完璧に仕上がりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 昨日、先生に教えてもらったジグを使っての加工です。

 年末から、ジトジト・ジメジメ考え込んでいた傾斜切りの解決策は、トリマーと角度ベース(トリマーが任意の角度に傾斜できる優れ物)に決め、工具を購入しました。 

 が、切削面寸法が長すぎて撃沈!(まぁ~、トリマーは今後も使うのでいいのです。持ってても。)

 苦悩する小生と一緒に先生が解決策を考えてくれました。 有りがたい。

 そして、とても簡単に作れる方法を教えてくれました。

 

 2012年一発目の「目から鱗」でした。

 

 あ~やって、こ~やって、こうしたら、そうして、そんでもって、そうなる、と普通は手筈を踏むところですが、ちょ・ちょい!で出来ちゃいます。

 凄いですね~ 発想の転換です。

 スバらしい!です。

 これでしたら、任意の角度ジグは容易に出来ます。 シメシメ!

 

 切断面も、ん~~ん、ビューティフル!でした。

 今日は、この他に墨付け・70度カットの途中で終了でした。

 

 下校途中に剥離剤を買って、昨日の続きです。

 先は長いです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 昨日・今日と剥離作業中はyoutubeでマイルスをず~~~と聴いてました。

 Miles Davis(マイルス・デイビス)、カッコいいですよね!

 30代半ば迄は、もぉ~~~、ハードバップ・モードジャズのマイルス様様でした。

 ド定番の「ラウンド・ミッドナイト」や「サムシン・エルス」はやはり名奏ですよね!

 メンバーも超豪華ですもんね。

 まぁ~、マイルスの場合、常にメンバーは超豪華ですが。

 

 もぉ~~、コルトレーン同様にマイルスも大好きでした。

 「ビッチェズ・ブリュー」までは・・・・

 「オン・ザ・コーナー」に至ってマイルスと決別しました(笑:当時ですよ)

 多いですよね、こんな嗜好経歴の御方は。

 

 それが、ある方と知り合って、その方はフュージョンが大好きで好きなジャンルは異なりますが妙にウマが合い、会えば音楽雑談をしていました。

 で、その時の唯一お互い共通の点が、チックコリアでした。

 彼は、スタンリークラーク経由でチックコリアを知り、小生はマイルス経由で知ってました。

 なんだか、ヘンな格好して電気ピアノを弾くヘンな人ぐらいしか知りませんでしたが、彼は小生にRTFを教えてくれて、小生は4ビートジャズ(おもにハードバップ)の素晴らしさを紹介しました。

 これが、きっかけでフュージョン(小生はクロスオーバーと言います。かたくなに)を聴くようになり、俗に言うエレクトリック・マイルス(電気楽器を多用して8ビートで奏でる)も聴き始めました。

 

 んで、ド~~~~ンっとはまりました。

 も~、ビッチェズ・ブリューから未完のラストアルバムのドゥー・バップまで、可能な限り探して買いまくりました。

 また、エレクトリック時代の評価が低いせいか、レコードが安いのなんの。

 マイルスと仲直りして以来、もう一度いろんな書物や楽曲を聴いて、しびれまくってました。

 

 わがままぶりも笑らけます。

 自分に自信が有り、自分しか信じない、嗅覚が優れ過ぎて周りがついてこれない、ブレナイ、こんな感じなんでしょうか、

 この媚びない姿勢と、絶対的な自信に憧れます。

 

 スライ&ザ・ファミリー・ストーンも、ジョンマクラフリンも、マーカスミラーも、マイルスに薦められました。

 なので、今はマイルスの4ビートも8ビートも16ビートも全~~~ぶ好きです。

 頑張るぞ~~!ってな感じになります。

 

 

 では、最後にエレクトリックマイルスから、大好きな2曲を聴いて寝ます

 

 「Jack Johnson」ハードロックだぜ!

 

 「Mystery] なぜかキュン!っとセンチになってしまう!

 


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