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Update : 29/12/2015

Fiat - X19 (フィアットX19)
《青春の1ページ》
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「フィアット」と名がついてますが、ベルトーネの指揮の下、鬼才「マルチェロ・ガンディーニ」のデザインです。
取り外してフロントトランクへきっちりと収納できるタルガトップ(屋根)は、ガンディーニらしい良くできた設計と言われています。
1982年にはベルトーネにエンブレムが変わりました。
量産ミッドシップスポーツカーのパイオニア的存在として、ベイビー・フェラーリなどとも言われます(聞いたことありませんが)
部品の多くは、他の車種と共有していて、あのランチャ・ストラトスとドアノブが一緒!なんです。(感動しました)
1290ccのエンジンはフィアット128のもの(1498ccはリトモのもの)そして驚くなかれ、X1/9は、FFレイアウトのセダン(フィアット128)というクルマのシャーシの前後を反対にしてボディを乗せて作ったのです。
このシャーシとエンジンの流用でコストが下げれたのです。
因みに、トヨタの初期型MR2はこのフィアットX19の完全パクリです。
姿形もさることながら、カローラのシャーシをひっくり返してMR2を作ったのです。ビックリ!!!
幸運な事に、フィアットX19を買うために始めたバイト先の店長が偶然にもX19に乗っていて、拝み倒して売ってもらいました。
外装は結構ボロボロで、シートもビリビリ(ミッキーマウスのシートカバーが被さってました)、唯一の自慢が、カンパニューロのマグネシウムホイールを履いていたことです。
スーパーカーに毒された世代ですので、リトラクダブル(パカッ!とヘッドライトが開くのです)とオープン(屋根が取れるのです)が嬉しくて、嬉しくて、乗りまわしていましたね。
でも、ものすごく故障も多くて・・・オーバーヒート、バッテリー上がり、ガス欠(これは学生でいつも金欠だったので)、意味のわからないエンジン不動、もぉ~乗る度にドキドキでした!
エンジンをかける時には、売主に厳しく伝授されたカギ回しの儀式(イグニッション⇒アクセル3回踏み⇒エンジン始動の振り⇒アクセル3回踏み⇒「かかれ!」と拝む⇒キーをひねる)、とこの厳かな儀式を掛かるまで繰り返すのです(笑)・・・当然バッテリーを食いますよね
街中で突然の不動!・・焦りますよ、まぁ~軽いのでちょっとであれば一人で押して動かす事が出来るのですが、ずいぶんと見知らぬ人に押していただきました。
エンジンの押しがけも随分しましたよ、さながらルマン式(笑)坂道でナチュラル・プッシュ・スタート(慣性の法則に任せて坂道を下りながらエンジン始動)もしましたね~友人・親族・バイト先のお客さんも大変親切で(笑)、顔の表情・声のイントネーションをくみ取って「レスキュー隊」活動に勤しんでくれました。
オーバーヒートも通年風物詩でして、トランクにはペットボトルの水がゴロゴロ、ガソリン以上に水分補給が必要でした。
名古屋のド真ん中で、夏終りで暑いのに、「お盆を過ぎたら秋物だぜ!」と気取って友人にメルローズ(懐かしいなぁ~)のブルゾンを借りて友達と待ち合わせ。X19のエンジンを掛けたまま、ハザードランプを点けて待ち合わせ場所へ。そやつは遅れて来たが、涼しい顔して車へ戻ると、蒸気機関車なみに水蒸気を空高く吹き上げていました(笑)汗びっしょり。
たまたま、通りかかった車の修理をされてる見知らぬお兄さんが「あちち!あちち!」と言いながらエアーを抜いてくれました。
それからはコンビニへ寄っては氷を買って、ラジエター・タンクに入れながらダマシダマシ運転。もちろんどこにも寄らず直帰です(笑)
そんなこんなの故障のオンパレードで、ほとほと手を焼いて、また有鉛ガソリンを入れていたのですが最後の一ヶ所のガソリンスタンドでも販売を停止し、動かすたびに動かなくなり、絶交したのです(笑)
今では、ほとんど見かけなくなりましたが、たま~に車のイベントで見かけると、とても懐かしく思うのです。ちっちゃくて可愛いのです。
よーくこの車をオープンにしてコルトレーンを大きな音で聴きながら海岸線を(夜涼み)ドライブしてました。もちろん1人で、エセ・ナルシストだったのです(笑)
20代前半の当時、イタリアの不良に(実際に見たことないので勝手なイメージで)憧れていてイタリアの服を着て、イタリア小僧の乗るイタ車にシビれてました。
マヌケでしょ(笑) で、実際にイタリアで、街にタムロする不良(やんちゃ坊主)を見て、そ奴らがカッコよすぎて、「なれない!、骨格が決定的に違う!」(笑)とバッサリ熱が冷めたのです。・・・・ちょうど絶交寸前のころですね。単純なのです!
でも、面白い車でしたよ~処分してからは暫くはさみしい気持ちに駆られましたが、フィアットよりももっと車高が低いロータス・ヨーロッパへ気持ちは移り変わっていくのです。
ロータスも子供の頃に近所の車屋さんが乗っていて、曲がり角を地面を舐めるように車体の半分が沈んで走っていく姿がとてもカッコよかったのです。
次は、「これだぁ~」と決めてました。到底買えなくても思うのは自由なので(笑)
それと時を同じく、今思えば大学4年生の湘南で見たアメ車の事も脳裏に焼き付いていたのでしょうね。
今は忘れた頃に、ミニカーを触って楽しんでいます。

