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2012/12/24 (Mon) 半田のお祭り 山車(ダシ)の模型 製作日誌(2)

 

 昨日は、飲んで・食べて・遊んでしまったので、今日はバリバリ(?)仕事でした!

 

 (注:木工とお祭りにご興味の無い御方は、間違いなくしんどくなるので最後部のYoutubeのエラ・フィッツジェラルドのクリスマスソングだけお聴きください:笑)  (注:お祭りに精通された御方は、〝チィ!しょーもな!と言いたくなるような内容かと思いますが、ご勘弁くださいね:笑)

 

 今回は〝柱隠し”の加工です。

 この柱隠しですが、舐めまわす様に見ないと何処にあるか解りません(僕の場合)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 読んで字のごとく〝柱を隠す”部品です…(多分)

 で、どれくらいの大きさで、どんな形をしているのか、サッパリ解りません(でした)

 

 解らない時は先ず、ネットで画像を検索しまくります(笑)

 それでも解らない時は、半田市立博物館に行きます。

 半田市立博物館には山車が展示してありまして、そこでぐるぐるぐるぐる回って観察します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 で、そこにはとてもとても凄い山車のミニチュアも幾つか展示されておりまして、とても参考になります。

 ……が、とても落ち込みます、

 名だたる地元の木工に携わる大先輩の方々が作られた模型は、その精巧な作りで精度たるや凄過ぎるのです!

 最初は「模型などあったら参考になるのになぁ~」とルンルンとスキップして博物館を訪ねましたが・・・

 「ガビィ~~~ン!」で「ガチョ~~~ン!」で気絶しそうになりました(笑)

 「エライものに手を出してしまった!…はははははぁ~~あ」でした(笑)

 

 しかし毎回、奈落のどん底に突き落とされても、手掛かりを探しに行くのです!

 

 で、この柱隠し、他の部品に比べれば単純な形なので、長~い長方形をサクサクと切ってぺタっと張り付ければ良い…

 とはいかないのですね。

 特に表から見えない個所がある場合、脳みそがケイレンを起こします。

 

 いろんな写真や資料からサイズを割り出して行くのですが、どうしても長さが解りませんでした。

 木工は、材料を切ってしまったら〝ハイおしまい!”でやり直しがきかないのです。

 特に今回は、実車に従って高級な〝欅(ケヤキ)”で作っているので失敗は許されません。

 

 実車を見ても解らなかったので、もぉ~、鼻の穴全開でバフバフ言いながら、写真検索です(笑)

 なかなか手掛かりとなる写真が無いんです。

 

 が、しつこい性格が幸いし、この写真で解決です。(やったぁ~、見つけた!てなもんです)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 屋根を支える支輪の所までですね!

 で、調子乗って他も良く観察すると下の部分に段差が付いてます(あぁ~~見つけちゃった!てなもんです)

 でもって、隠した柱とは面で合ってないのです。(あぁ~~見つけちゃった!-Vol2てなもんです)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 このような考古学における発掘調査的な地味ィ~~~~~~な作業を以てしてこの図面が出来たのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 たったこれだけの形を再現するのに何日費やすのでしょうか

 実は、この柱隠しを製作するには、避けて通れない課題がありまして、

 それは、「檀箱」とか「踊り台」とか「前棚大屋根」とか言われる豪華絢爛な部品が、山車本体の骨組(柱)にどのように接合されてるかなんですね。

 それらの部品と、柱の間にこの「柱隠し」が挟まっているのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 もぉ~訳が解らなくて「わぁ~わぁ~わぁ~~~~~~あああああ~~~!!」と雄叫びを上げ

 BONDO&KUGIの荒業でひっ付けようと自暴自棄になりかけましたが、

 大人なので思いとどまり・・・

 

 お祭りに精通している紳士なO君に、教えてもらいました。

 どうやら、「横持送り」という柱で支えているとのことです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ということは、柱と柱隠しに枘穴を開けなければなりません。

 

 で、またこの「横持送り」の位置を割り出すのに・・・頓挫・挫折・動悸・息切れ三昧の日々でした(笑)

 

 上の図面の小さな穴が、それです。

 で、今回の加工分です!(笑)

 

 「柱隠し」を作り「横持送り」と差し込んでみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 段差も正確に再現しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 地道~~~~な作業が続きます!

 

 本題4行に対し、マクラを40行程。

 柳家小三治ばりの文体です!(笑)…枕話が長い咄家で有名です!

 


読み疲れたかと思いますので、一服。

いつも元気な〝エラ・フィッツジェラルド”がしっとり歌いあげます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

ガツン!ともう一発!(笑)

 

≪その1≫

ザ・ローリング・ストーンズのロニー・ウッド(65歳)が金曜日に31歳年下の女性と結婚したそうです。

3度目の結婚だそうです!…別にガツンと来ませんね(笑)

 

≪その2≫

コージー・パウエルが70年代初めにジェフべックと別れてから在籍した幻のベドラムというバンドの日本盤がリリースされました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんとも粘りの有るヘビーなサウンドです。

ドラムも正しくコージーなパターンです。

これは、買わなければ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう一曲!

前半にコージーのソロが入ってます!

如何にもコージーですね。

ドロドロドロ・・・・・・・手足で連符コンビは永遠です!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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