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2013/08/06 (Tue) 濃厚な一週間を振り返り・・・(最終回:笑)

 

 まぁ~見てください!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 LP(レコード)です。

 昨日予告した、妖艶なる同級生(N嬢)より頂いたものです。

 

 と言っても、彼女の所有物ではなく、彼女の叔母さんの遺品です。

 彼女の言葉を借りるなら…

 

 叔母の遺品のレコード。

 昭和30年代後半、叔母がアメリカに「家政婦のおば」として働きに行ってた時の物です。

 最近再会した高校時代の同級生がオーディオマニア?の方たちで、そのレコードが40年ぶりに日の目を見る事になりました。

 そして、パラゴンから流れる雑音だらけのサウンドを喜んでくれる姿に、ド素人はただただ「はあ〜」と感心するばかりでした。

 ただ、ド素人にもひとつだけわかった事があります。

 それは、きっと叔母があの世で喜んでいるだろうな〜、ということ。

 得意気な顔で「ほれ、ごらん!」って言ってる…かな?

 新盆間近、なんだか叔母の良い供養になった気がします。

 

 と言ってくれてます!、ステキです!

 

 ジャケットの写真やイラスト、デザインが、何ともイイですよね!

 

 彼女の話から、この叔母さん、先端を突っ走るアヴァンギャルドな御方に伺えます。

 とても、お会いしたいと思いました!

 

 「ほら、イイでしょ!」

 「ハイ、ぶっ飛びます!」

 

 「これも、ほら、イイでしょ!」

 「もぉ~、気絶します!」

 

 写真のレコードを聴きながら、こんな愉快な会話が出来たであろうと思います!

 

 それにしても、僕の知りえないレコードばかりでしたが、強力な助っ人(同級生のご主人)が居まして、1枚1枚丁寧に解説してくれました。

 先のパラゴン試聴会で、同級生にパラゴンの素晴らしさ!、オーディオの素晴らしさ!、音楽の素晴らしさ!を語ってくれた御方です。

 ドイツ人の、トランペッターなのです。

 有名なオーケストラに所属し、日本へも度々公演に来ているそうです。

 仕事柄、特に管楽器に関してはクラシックに留まらず、様々なジャンルの音楽に精通しています。

 

 そして、クラシック系のレコードは彼が、ジャズ系は僕が頂いたのです。

 大切にさせて頂きます!

 

 30年振りに再会した同級生達と、この10日間で4回も会っちゃい、祝杯を交わし、昔話に華咲かせ、とても楽しく有意義な時間を過ごしました。

 

 そして、次の日曜日には総勢120名程が出席するプレ同窓会が開催されます!

 30年ぶりです!

 恐ろしいですね~(笑)

 But、「変ったねぇ~」とは言ってはイケない、友人を想いやる気持ちと、成人たる常識と、会を順調に進行するためのルールがありますので、多分、大丈夫です(笑)

 

 ではでは、頂いたレコードにも入っている「ベン・ウェブスター」のザ・ジープ・イズ・ジャンピングです!

 ジョニー・ホッジスやデューク・エリントンの楽曲は聴いた事がありますが、これは初めてです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 イイですね!

 

 もう、一曲!

 これもレコードに入っています!

 映画の中で歌われた曲らしいです!

 

 「エラ・フィッツジェラルド」のハード・ハーテッド・ハンナです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これまた、イイですね!

 

 ご縁に感謝です!

 


 

 

 

 

LPレコード

2013/08/15 (Thu) 新作です! エンクロージャー≪スピーカーボックス≫

 

 新作です!

 エンクロージャー(スピーカー・ボックス)です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 (今回も重くて1人では動かせないので、作業場の写真しかありません)

 

 今回は専門業者さんで塗装してもらうので、ハードメイプルのツキ板を貼った状態で終了です!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 トラ杢が上品で美しいのです!

 

 一目見て、「おおおお・・・!!」とお解り頂ける通好みの御方も多いかと思いますが、

 そうです!TADのエクスクルージブ2402とレイオーディオのRM‐11BCをたたき台にお客様と設計を詰めたスピーカーなのです!

 

 お客様はかつて2402を所有されていましたので、隅から隅まで知り尽くされているのです!

 形状と内部構造はほぼ一緒で、サイズが少々オリジナルよりも大きいのです。

 (ユニット類は2402仕様です)

 

 TADのエクシクルージブ2402と言えば、スタジオ用のモニタースピーカーとして発売された名機で、80年代の発売当時にペアで180万円もした鼻血ブー!なハイエンドスピーカーです。

 レイオーディオとは、そのTADで開発責任者を務めた木下氏が設立したプロ用オーディオ機器専門のカスタム・デザインブランドです。

 レイオーディオ・木下モニターと呼ばれ、市場ではめったにお目に掛れないので、馴染みの無いブランドかもしれませんがプロのオーディオ業界の方にはレイオーディオはとても有名なオーディオブランドなんですよ。

 

 そんな日本が世界に誇るオーディオ・ブランドの名機をベースにお客様が長年温めてきたアイデアを具現化するお手伝いをさせて頂きました!

 お 客様のお話でとても印象的だったのが、「市販品は、それについての全てのデータが出揃っているんですよ。ゴールも限界点も弱点も、そしてその修正方法も、 全て情報が手に入るのです。それは安心で素晴らしい事であるんですが、それを参考にし、未知との遭遇をしながら自分の音を作ることが僕は面白いんです、そ の為にはエンクロージャーはとても重要なんです。最後にはワンオフで作る意外なんですよね。」

 こんな内容の事を仰ってました(多分)

 僕は只々「なるほど!なるほど!」と感心するばかりでした!

 

 なので、材料や構造、ユニットの位置関係などなどには様々な拘りがありまして、僕にできる事の最善を尽くしました!

 お客様の秘策も多々ありますが、紹介出来る部分のみチョッと(笑)…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 フロント・バッフル(前板)は板厚が49ミリもあります。

 アピトンとフィンランド・バーチのコンポジットで仕上げています!

 

 ウーハーのエッジはバッフルの面より下げるためザグリ(段差)加工してます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 で、このザグリの深さが19mmもあるのです!(4~5ミリなら簡単なんですけどね)

 スピーカーを作ったことのある御方や、木工をされている御方は容易に想像で出来ると思いますが…

 まぁ~危険です!(良い子は真似をしないでください)

 で、これにユニットが納まると…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 面から1.5mmの位置に狙い通り、ピタっと納まるのです!

 

 ポートは紙筒や樹脂筒ではなく、木製で作りました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この様に板に円を切り抜き、何層にも重ねて成形して行きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その数、気絶しそうになりました(笑)

 

 内側には、ホーンとドライバーを支える保持具が納まっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今回は偶然にもレイオーディオの実物を拝見出来た事で、内部構造を深く理解できたことと、抜群な状態にセッティングされた生レイを聴けたことも、細部の制作にとても役立ちました!

 とても幸運でした!

 一見すると、シンプルな作りをしているように見えますが、オリジナルを拝見しますと細部は「This is Japanese!」なる、とても日本的な手の込んだ難しい仕事が随所に施してあります(笑)。

 真面目で勤勉で繊細な国民性が如実に現れていました。 また、それが表に現れないところが「日本らしい」ですね!(笑)

 

 オーディオに興味の無い方であれば多分「ここまで、しなくても…」という箇所も多いのです。

 でも、それを省いてはイケないのです!…持論です(笑)

 

 そんなこんなで1ケ月弱の製作期間を経て、昨々日納品させていただきました。

 次の塗装が仕上がってくるのは、これから数ケ月先になり、それから音作りをされるので、お客様にとってはまだまだ始まったばかり、といったところだと思います。

 ケーブルやネットワークなどの付属機器も自作の物をお使いになられるそうですので、どんな音を奏でるのかとても楽しみです!

 (セッテングが完了したら聴かせていただくお約束をしてきました!)

 

 実に男のロマンを感じさせるストリーでした!

 

(おまけ)

「お盆なので、2シーターの大きな車を知り合いに貸してもらうから、湾岸をドライブしようぜ!ベイビー!」と騙して、

納品の助手として家内代表取締役奥様を連れて行きました(笑)(なんせ、重いので一人では無理なのです)

 

 

 

 

 

 

 

 

海沿いのこんな施設を眺めながら・・・夫婦水入らずの楽しいドライブ納品をして来ました!(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お客様と一緒に昼食を摂りながら、お客様のオーディオや音に対する拘りに、深くうなずき感心する代表の横から・・・

「根付け・値付け・値付け・・・」と只々念じる僕でした(笑)!

 

おしまい!毎日毎日暑いですね~!

何聴いても暑過ぎて、耳に入って来ませんね(笑)

こんな時はヤケクソです!

 

ミッシェル・カミロ(Michel Camilo)にお願いしましょう!

 

ドミニカ共和国出身です(暑いです!)

ラテンジャズです(熱いです!)

この曲名は「On Fire:オン・ファイヤー」と言います(燃えてます!アッチッチです!)

 

本人も暑いんでしょうね(汗ふいてます!)

力強い鍵盤タッチがヤケクソに見えます!

音数やスピード感が、「もぉ~どうにでもなれ!」と感じてしまいます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天才ドラマーの「エルネグロ」が妙に涼しい顔してるのが〝イラ”っと来てしまいました!

クーラーの無い所で聴くには、完全に火に油を注ぐ音楽です!(笑)

 

文章が長過ぎて〝イラ〝っと来た御方…スミマセン

 

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