
手作り家具&スピーカー 木工房 あちゃちゃ・わちゃちゃ・ぎっちょんちょん!
AH_CHA・CHA WA_CHA・CHA GHICHONCHON!
Update : 29/12/2015
2012/03/26 (Mon) パラゴン(PARAGON)自作を振り返り、
未完成のパラゴンは4月の14日頃に愛知に着く予定です!
作業を再開したら進捗を綴ります!
今日、職業訓練校に通うため1年間過ごした九州を発ちます!
万感胸に迫る思いです!(こう見えてとてもナイーブなんですよ:笑)
振り返れば、ある先輩のアドバイスで(勝手にブログを見て、なぁ~るほど!と感化され)、去年の今頃(入校前)に今後の進路を司る“事業計画”なるものを書き上げました。
今読み返すと、希望的観測が随所に散りばめられた机上の空論ですが・・・・。
しかし、此れが無茶を承知で飛び込もうとしている世界、その為の1年間の訓練の支え・芯であった事は否めません。
訓練が始まって直ぐに、此れが事業計画ではなく、誇大妄想計画であることに気付いたのですが・・・無視しました!(笑)
いろんな方から、よく「何故パラゴンを作ろうと思ったの?」なんて事を聞かれます!
根底にはこの事業計画(=誇大妄想計画)があったのです!
九州を発つ日に、その思いの丈を万感を胸に綴ります!(泣笑)
本当は、完成したパラゴンから流れるマイルスでも聴きながら、この様な総括文を書く予定でしたが・・・・・
あっ、あくまで唯我独尊的エゴイズム満載の勝手都合な主観的観念論ですので・・・ご容赦くださいませ(笑)
思い起こせば、パラゴンの事は退職して木工を志した当初から、薄ぼんやりとは頭にありました(この辺りの心境は以前の日誌をご参照ください)。
事実、長野の訓練校での面接試験では、満面の笑みを浮かべ「パラゴンが作りたいのです!」などどほざいて、冷やかな視線を浴びたのです!・・・ハハハ
これが、トラウマになったのでしょうか(笑)、その後パラゴンの事は忘却の彼方へ・・・・(笑)
ちょっと真面目に・・・全国に木工の訓練校は多々ありますが、校によって訓練の内容や習得技術の特性が有ります。
僕が通っていた訓練校は、「フラッシュ構造の木工家具」のための技術習得をメインにしています。
一般的にフラッシュと言えば、木で枠を組み両側に板を貼ったフラッシュパネル構 造のものを指しますが、本来フラッシュ構造とはFLUSHが意味します「同一平面・同じ高さ・水平」な板材ものを意味します。より精度の高い同一平面の板 材を形成するために考え出された技法です。その一つが中空フレームコアの芯在を合板ではさんだフラッシュパネル構造です。それ以外に、芯材に木の枠ではな い合板やMDF、パーチクルボードを使い両面に突き板やプリント合板を貼るようなベタ芯構造(ランバーコアもこの一種ですね)、クラフト紙を蜂の巣状にし たものを芯材にしたハニカムコア構造などが有ります・・・・・と習いました(笑)、
時代と共に新たな種類のフラッシュ構造材が生まれると思います)
他の学校は、無垢材をメインに使った技術習得に特化した校が多い中、田川校ではこのフラッシュをメインにしていたので、全国の数ある訓練校の中でもここ田 川校でしか深く習得出来ないフラッシュ技術を駆使し、フラッシュ技術でしか出来ない物を作りたいと密かに思っていました。・・・折角ですもんね!
で、製図の自由課題で「なんにしよっかな~」と思いめぐらせ、
「フラッシュ」・「合板」・「無垢では出来ない」のキーワードで絞り込むと
「・・・・あぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!、パラゴン!」と思いついたのでした!(笑)
事業計画に記したぼんやり描いていた家具、その為のフラッグシップ、田川校でなければ実現出来ない、無垢を推進する他の訓練校に行っていたら確実に実現不可能、もぉ~、ピピピピィ~~っと線でつながったのです(笑)
僕が幼少の頃のテレビ、ステレオはまだ、そりゃそりゃインテリアの重鎮として鎮座する高級家具でした!
パラゴンが生まれた1958年当時なんかは、それ以上に尚更です。
僕は古い物が好きで、特にアメリカの50年代~70年代の物が大好きなのです!
無駄にデカくて、大雑把、見た目重視の粋な奴!(笑)、
車にしても、家具にしても、実用雑貨にしてもカッコいい~~!のであります。
テレビやステレオに関してはこんな感じでしたもんねぇ~!
何だか、佇まいが良いでしょ!(笑)
家具ってなんぞや?・・・・室内外の空間において人間が生活を営むために使用する道具類の総称と辞典に書いてあります(笑)
もうちょっと掘り下げて機能的な観点から見ると、
【1】 人体系の家具(椅子やベッドのように人体を支持することを目的とするもの)
【2】 準人体系の家具(机やテーブルのように物をのせたり、その上で作業することを目的とするもの)
【3】 建物系の家具(たんす、物入れのように物を収納したり、間仕切りのように部屋をくぎるためのもの)
まぁ~、難しい事言えばもっともっと何だかんだとあるんでしょうが、ボロが出そうなのでこの辺りでご勘弁(笑)!
確かに写真当時のテレビなんて、大卒の初任給の30倍だったそうです(驚)、
ブラウン管や真空管が高価だったのでしょうねぇ~、だからそんな高価な機器を収納するので其れなりの威厳を持った豪華な木製箱に収めたんでしょうね!
ステレオも同じなんでしょうね!、スピーカーだって同じだと思っています。
パラゴンもスピーカーユニット(電子部品)だけで当時50万円は下らないので、あの大袈裟な巨大な木製ボックスは、そりゃそりゃ高価なスピーカーを収納するにふさわしい高級家具だったのだと考えます。
今の様な、薄くてペラペラの樹脂製品からは想像がつきませんよねぇ~(笑)
このように、古い物に対し、懐古主義的に憧れを抱く僕の中では、パラゴンは高価なスピーカーを収納したデザインが美しい家具だ!と考えていたのです。
そして、無垢ではないフラッシュ構造(ベタ芯)、もぉ~、「これだぁ====!!!」(笑)
と、1人で盛り上がるのは自由なのですが、・・・・・いざ図面を書き始めると、最初はよく見る簡易図を丸写しして「簡単に出来る」と余裕こいてました
が、しかし、詳細を詰めていくと不明な点がわんさんかわんさか噴出してきました(冷汗)!
「どうなってやがるんだぁ~~!」
「テメ~の寸法は、いくつだ!!」
昔のオーディオ関係の書物を捜したり、いろんなお方の写真でヒントを捜したり、バカ高いJBL関係の洋書を購入したり、チンプンカンプンな英語のサイトを 訳したり、パラゴンを知るいろんなお方に会って話を聞いたり、右往左往しながら、結局は進める度に勃発するパラゴンの摩訶不思議に直面するので、実際に部 品を作りながら、その都度図面を起こして行くこととなりました!・・・手に汗握るパラゴンの謎との格闘の日々でした!(継続中)
特に、パラゴンの資料は3/4インチ(約19ミリ)の板厚を使用した資料が殆どで、只々「厚い板が良いのだ!」と24ミリ厚の材料にしたことで、とて~~~~~~も苦労しました!
そんな具合に作業を進めていますので、「あら、ここはこんな加工になってんだ!、スゲ~なぁ~!まっ大丈夫か!」などと呑気に構えて先生に相談すると、「ひえぇ~~~!!」と・・・・・・・・
でも、毎回確実にクリアーして頂きました(感謝です!)
途中で何度も失敗はするわ、予定通りに進まないわ、行き詰るわ、もぉ~~~~~~~~ 5ケ月を振り返れば、こんな事の繰り返しでした・・・いや常習的日課でした(笑)
単体部品は、なんとかかんとか作れましたが、組み立てには随分手こずりました(笑)。
ぐにゃぐにゃ湾曲しすぎ、重い、堅い、デカイ・・・ハハハァ~!!
また、木加工以外の部品の手配や入手には散々悩まされました!
スピーカーユニット、特にホーン・・・・・・涙涙の努力でした!
金具などは、完全にワンオフの特注品でしたので、これもこれで苦労しました!
木工以外のことは学校の先生に頼れませんものねぇ~
でも、こんな時、いろんな御方に助けられました。
「パラゴン」をキーワードにほんとうに様々な御方に、親切にして頂きました。
「パラゴン」をキーワードにステキな出会いがいっぱいいっぱい出来ました!
そう思うと、苦労がステキな出来事に代わってしまいます。
まぁ~、こんな感じで、勝手な解釈を芯に、無茶を承知でなんでもかんでもイケイケドンドンで進めて来たのですが、
正直・・・こんなに難しいとは思いませんでした!
もっと簡単に出来ると思ってましたので・・・・・・まさしく「素人の浅知恵」「知らぬが仏」が招いた当然の結果です!
でも楽しかったぁ~!
「楽しくなければ木工じゃない!」・・・我グループの掛け声でしたねぇ~
今更ですが、「パラゴン」とは一体なんぞや、僕は何故こんなに惹かれるのかを検証するために文章にしたためたものが引越の時に出てきました!、
パラゴンに ついていろんな御方が綴った文章から抜粋もありますが・・・・純粋で一途だったんですね(笑)・・・・
恥ずかしくてそのままま載せれませんが、かいつまむ と・・・
アメリカのスピーカーメーカーのJBL(ジェー・ビー・エル)が1958年に発売し、1983年まで約1,000台製造された不朽の銘品パラゴンを形状をそのままに現代風にアレンジして製作したいと考えます。
ジャズ喫茶全盛当時のスピーカーといえばJBL、ダイナミックな音質が魅力なのは勿論、JBLの人気のもう一つの理由はデザインの素晴らしさだったと思います、音質と同格に木工技術を駆使した特異なデザインは他社と一線を画します。
音質だけにこだわるならば他のブランドでも名品は多々有りますが、人間の五感の一つの視覚に与えるインパクトはただならぬものが有ります。
合わせて前面の湾曲板は左右から出る音を反射させ中央に集つめる設計などステレオ再生の基本を踏まえたデザインも単に奇をてらったものではありません。
現代ではデジタル機器の発展によりJBLも嘗てのJBLらしさが薄まり、パラゴンのような時代を超えた現代でもなおその優雅な美しさを誇っている特異なフォルムのスピーカーは作られることはないでしょう。
ハイファイの5チャンネルが主流となりつつある現代で、アナログレコードを鳴らす2チャンネルのそれも大型スピーカーにどれほどの価値を見いだせるのかと 云えば、オリジナルにこだわる一角のオーデオマニアの御方は別にして、私の様な単なる音楽好きで、オーディオの事も詳しく解らないが、只々パラゴンに憧れ とその美しい佇まいに羨望の眼差しで眺めている単なる音楽好きが居るはずです。そんなオールドJBLファンの懐古趣味の扉を開き、またこの筺体デザインを 初めて目にする若者にインパクトを与える事が出来るパラゴンを作りたいと考えます。
などと大袈裟に、真面目に考えていました。(笑)
それにしても、
さすがJBLです!
さすがパラゴン(PARAGON)です
本当によく考えられ、作られています。
いまだに謎だらけです。
特に組立手順については随所に??????????????????です。
オリジナルのパラゴンの足元にも及びませんが、とても良い経験が出来ました。
結局5ケ月をもパラゴンのみに費やす事になりましたが、強度構造(なんってたって350キロもありますので)、接ぎ手(ヘンテコな組み手をしてますので)、曲面加工、積層、突き板貼り・・・・・・パラゴン自作で豊富なスキルを学ぶ事が出来ました!
本当に有意義な1年間でした。
パラゴンがあって僕にとってはその内容が何百倍にもなったと確信できます!
最後に、 お世話になった皆々様、本当に有難う御座いました。
皆々様のお陰で、この万感の想いに至る事が出来ました。
今後とも、何卒宜しくお願い致します。
(木工 誇大妄想家 のサバイバル・プロジェクト 第1章 完結!)
(木工 誇大妄想家 のサバイバル・プロジェクト 第2章 スタ~~ト!)
あらためまして、初めまして!
私、原田佳文と申します。
4月より愛知で木工を生業に致します。
ちょっと悪い癖が有り、何も決まってないのに直ぐに大志を公言しちゃうのです(笑)
暫くはこのブログで近況を綴ります。
ホームページやフェイスブックなども使いこなす予定ですので・・・
顔写真も・・・(笑)
なんら木工品についてご要望が御座いましたら、お気軽お尋ねくださいませ。
原田佳文(ハラダ・ヨシフミ)
愛知県半田市
携帯:090-6398-0528
E-mail: ahcha_wacha_ghichon@yahoo.co.jp
電話に出れない時や不在にしている場合もございますので、後日お掛け直し致します。
ご連絡まってまぁ~~す!!
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