手作り家具&スピーカー 木工房 あちゃちゃ・わちゃちゃ・ぎっちょんちょん!
AH_CHA・CHA WA_CHA・CHA GHICHONCHON!
Update : 29/12/2015
2013/11/17 (Sun) 驚愕!!!!!
これ、何だか解りますか?????
実は、これらは山車に付ける「彫刻」なんです!
この精密さ!
ヒィエ~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!…です!
実物の大きさはこんな感じです!
柱の端に付けられる「木鼻しし」と「象鼻」なんかは“つまようじ”で突くと簡単に倒れます!
馬の手綱なんか、シャーペンの芯なみです!
この彫刻の存在が、僕に、この僕に…
“細部に渡って正確に・精密に!”・“見えない処も手を抜くんじゃぁ~ない!”
…と無言のプレッシャーを与え続ける元凶原因です!(笑)
冗談はさておき、これらの彫刻はお客様が、この山車の模型を想い描いて誂えた数十万円も費やした特注彫刻品なのです。
山車によって、これらの彫刻は姿形が異なります。
今回作っている山車の彫刻を忠実に再現している彫刻なのです!
去年の今頃、このお話を頂いた時に始めて見たこの彫刻!
…軽いめまいがしたのを覚えています(笑)
しかし、お客様の地元愛や伝統文化継承への想いを聴く内に…
"その想いに報いらねば、男が廃る!”
…と、5%は思いましたが、95%は面白そうですね~…でした(笑)
毎回、この発想が「悶絶拘束ムーンサルトスペシャル脳みそ沸騰で鼻血ブー・ブー・BOO~!!:(簡単に言いますと苦労しているという意味です)」を招きます(笑)
が、今はこの彫刻を眺め、触る度に、
"その想いに報いらねば、男が廃る!&しっぽ巻いたら半田に住めない!”
…と決意を新たにしているのです(笑)
と言う訳で、そろそろこれらの彫刻を山車の模型に組み込みながら製作を進める段階に入ってきました!
更なる緊張を要します!
そして、これらの彫刻に負けないような仕事をしなければ!…と奮起してます(気持ちは:笑)
で、こんな物を作りました!
山車の側面に付ける「脇格子:わきこうし」です。
実車にはこんな風になっています。
なので…こんな風にしました!
この上に幕を張るのですが(なのでまたしても見えなくなります:泣)、幕を付けていない山車の状態を「空木立ち」と言うそうです。
大雑把に組まれた堂山に嵌められた細かく組まれた脇格子は美しさを感じさせ山車を重厚なものにする…と言われてます。
確かに!…美しい。
後方も手を抜きません!(笑)
「はね格子」もこんな位置に付くのだと思います。
この格子をはめることによって、堂山の骨組み面は平面になります。
…と説明を読んでしまったので、そうしました!
格子の外枠(框:かまち)は5mm、中桟は4mmで仕上げ、1mmの面落ち(段差)を付けてます!…細かい!
屋根には「箱棟」「めんど」を作り、そこに彫刻の「鬼板」を付けました。
「壇箱の屋根」
「上山の屋根」
やはり彫刻が付くとぐっとリアリティが増します…ね!
年内完成を目指し…残り40日弱!
…不思議な汗が吹き出します(笑)